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秋色ガーデンをもっと素敵に!主役を替えるだけの寄せ植えリメイク術

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光武俊子

初夏から長く楽しんできた寄せ植えも花が終わりかけていたり、草姿が乱れて雑然としていませんか。すっかり植え替えしなくても、手軽に秋の気分を盛り込んで見映えよくするワザがあります。初冬まで玄関先や庭先でフォーカルポイントになる寄せ植えリメイクに挑戦しましょう。

わき役はそのまま、主役だけを差し替えて

寄せ植えは一部の花が終わりかけたり、全体のバランスが乱れたからといってイチからすべて植えなおす必要はありません。大切なのは「季節感の演出」です。短い秋とはいえ、年末近くまで‟秋ならではの装い”で、玄関や庭先を彩りましょう。

できるだけ手間も予算もかけないで寄せ植えを仕立て直すには、まずわき役と主役のコンディションをチェックします。主役の花がまだ盛んに咲いていたら、間延びしたり傷んだ茎葉を整理して少しコンパクトなで残します。新たな主役と引き立て合う相性を考えましょう。もう花数が減っていたら主役交代。差し替えるために秋を代表する草花を選びます。

秋色ガーデンをもっと素敵に!主役を替えるだけの寄せ植えリメイク術(画像2)

夏の主役だった黄色のカリブラコアに、観賞用のトウガラシや赤いコリウス、背の高いサルビア・ガラニチカを足して秋の雰囲気に

夏の寄せ植えでわき役だったリーフは旺盛に育っています。そのボリュームを生かすと、新苗を植えるより迫力のある寄せ植えになります。繁茂しすぎていたら、茎葉を少し切り戻して草姿を整えましょう。リーフのわき役はそのままに、主役だけを植え替えれば手間もコストもかかりません。

秋色ガーデンをもっと素敵に!主役を替えるだけの寄せ植えリメイク術(画像3)

夏に旺盛に育った銅葉のイポメアを生かして

秋色ガーデンをもっと素敵に!主役を替えるだけの寄せ植えリメイク術(画像4)

夏のインパチェンスやフウチソウは残して、秋のダリアやガーデンマムを足した寄せ鉢

観賞用カボチャと秋色で季節の雰囲気満点

秋の雰囲気を演出するのに手っ取り早くて効果的なのが、観賞用のカボチャです。ハロウィン用の飾りとして、最近はバラエティー豊かなカボチャが園芸店や雑貨屋さんに並びます。サイズもいろいろあるので寄せ植えに使いやすいものが選べます。

グリーンに対してオレンジ色のカボチャは映えますし、秋色の草花との相性もぴったりです。寄せ植えや鉢植えの手前に転がしておくだけでも絵になりますよ。大きなカボチャは中をくり抜いてコンテナとしても利用できます。

秋色ガーデンをもっと素敵に!主役を替えるだけの寄せ植えリメイク術(画像5)

オリヅルランやアスパラガスとカボチャの寄せ植え

秋色ガーデンをもっと素敵に!主役を替えるだけの寄せ植えリメイク術(画像6)

黄色のポットマムにグラスとカボチャの寄せ植え

秋色ガーデンをもっと素敵に!主役を替えるだけの寄せ植えリメイク術(画像7)

カボチャをコンテナに利用した栽培

フォーカルポイントとは、庭や花壇の中で視線を引きつける“見せ場”のことです。シンボルツリーや大きな鉢植え、アーチやオーナメントなどを使ってつくります。

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植え替えとは、鉢植えや地植えの植物を別の場所や容器に移して育て直す作業を指します。生長に伴って根詰まりを起こしたり、用土の養分が不足したりした場合に必要で、植物の健康を保つために欠かせない手入れのひとつです。時期としては休眠期や生長初期が適していて、新しい用土や大きな容器、広い場所に植え替えることで根の活性化を促します。根の状態を確認しながら丁寧に行うことで、再び元気に育ちやすくなります。

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植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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コンテナとは、園芸用語として植物を植える鉢やプランターを広く指す言葉です。陶器製、プラスチック製、木製、金属製など素材もさまざまで、デザイン性や機能性に富んだ多様な種類があります。ベランダや玄関先など限られたスペースでも気軽に植物を楽しめるため、都市型ガーデニングには特に適しています。使用する植物に合わせて土の種類や排水性を考え、鉢のサイズや素材を選ぶことで、生育をよりよく促すことができます。また、持ち運びが容易で季節ごとの植物の入れ替えも簡単なため、季節感を演出したガーデニングを手軽に楽し...

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根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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銅葉とは、植物の葉の色が銅のような赤茶色やブロンズ色を帯びた種類のことを指します。この独特の色合いは庭や鉢植えでアクセントとして活躍し、彩り豊かなガーデニングにおいて人気です。例えば、ヒューケラやコルジリネなど、一年中その美しさを楽しめる銅葉植物が多くあります。また、銅葉と緑の葉を組み合わせた配置も視覚的に非常に魅力的です。ガーデニング初心者にも育てやすい品種が豊富なのもポイントです。

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表土とは、ガーデニングや農作業において地表のごく浅い部分を指し、植物の生育に重要な土壌層です。この部分は通常、有機物や微生物が豊富で、植物が栄養を吸収しやすい環境を提供します。また、水分を保持しつつ排水性も高いため、根の生長を促進します。特にガーデニングでは、健康な表土を保つことが美しい花や元気な野菜を育てる鍵となります。草花を植える際には、表土の改良や適切な肥料の使用が推奨されます。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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新苗とは、その年につぎ木やさし木でふやされた若い苗のことを指します。​特にバラ栽培において用いられる用語で、春から初夏にかけて販売されます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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株とは、地面から芽を出して生長している植物の基本単位を意味し、特に多年草や野菜苗などでよく用いられます。例えば「このラベンダーは大株に育った」といったように、株の大きさや状態は植物の生育具合を示す指標にもなります。ガーデニングでは株分けや株の更新、株元の管理など、長期的な育成を考えるうえで頻出する概念です。

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