秋色ガーデンをもっと素敵に!主役を替えるだけの寄せ植えリメイク術
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光武俊子
秋はお日さまの位置が低くなるので、夏に白っぽかった光線がオレンジ色を帯びてきます。昼夜の気温差によって花色も濃くなり、紅葉も進みます。オレンジ色や赤や黄色、茶色や深い紫色などが温かみをもって目につく季節です。寄せ植えにもこれらの秋色を意識してとり入れましょう。
初夏から長く咲き続けているマリーゴールドやベゴニアも、花色だけでなく銅葉などの品種を選ぶと、ぐっと秋めいた寄せ植えに! 紫色の混じるコリウスやレタスなどのリーフも霜が降りるまで楽しめます。
株間は詰め気味に、水やりは間隔をあけて
秋から冬に向かって、植物の生育は一般的に緩やかです。多年草のポットマムも一年草のケイトウも冬は地上部が枯れます。秋に植えつけた株がこの時期に大きくなることはほぼないので、密植して株が蒸れることもありません。秋の寄せ植えは株間を詰め気味に植えることで、見栄えがよくなります。
また、根が吸い上げる水分も夏に比べて少ないため、鉢内の土も乾きにくいものです。過湿にならないように、夏より水やりの間隔をあけ気味にして、表土がよく乾いてから水やりしましょう。気温の下がる夜間に用土が湿っていると、根腐れしやすくなります。
秋の寄せ植えは、植物の生育が春から夏とは変わってくることを意識すると、栽培管理も無理がなくて、一段とすてきに楽しめます。心地よい季節に映える寄せ植えで玄関先や庭先を飾ってみましょう。
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