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無農薬&エコ!【街のボランティア花壇】晩秋の植えかえ作業を徹底レポート

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更新日

園芸ガイド編集部

④腐葉土などをまく

この花壇では、新しい苗を植えかえる際、土を耕したり掘り起こしたりせず、腐葉土を敷き詰めています。これから寒い時期を迎えるのでマルチングをすることで防寒になります。

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腐葉土のほかに、苦土石灰、緩効性肥料(1㎡に1握りを5回)もまく。強風の日は風に飛ばされないよう気をつける。

⑤苗や球根の植えつけ

2グループに分かれて植えつけ作業をします。パンジーやストック、キンギョソウ、ハボタンなどの苗をポットのまま、チューリップの球根もまず配置。遠目から確認してから、ポットをはずしてていねいに植え込みます。

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メンバーが作ってきたニゲラのタネがまぶしてあるたねダンゴ。これも土に埋め込む。

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配置が決まったら手分けして植え込んでいく。球根も草花苗の間に埋め込む。

⑥掃除と水やり

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花壇はもちろん、周囲もきれいに掃除をする。

植えつけが終了したら、花壇の周りをきれいに掃除します。そのあと、植えつけた苗にしっかりと水やりをします。

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水やりは植えつけ当日のこの1回のみなので、1株ずつ10秒ほどかけてたっぷりと与える。

不耕起栽培&無農薬にチャレンジ!

農業でも注目されている不耕起栽培。土を耕さないことで、土壌中の微生物や菌根菌のネットワークが壊れず、自然な土壌構造を維持できるメリットがあります。また、多種の植物が蜜源となるため、この花壇にはチョウやハチが多く訪れます。生物多様性に貢献する意味でも、農薬はいっさい使わずに花壇を維持しています。

ちょうふ花未来くらぶの皆さん

現在のメンバーは20名。調布市在住の方以外に、近隣の市からも参加。メンバー同士の交流も深く、自分の庭で株分けした苗を持ち寄って交換したりすることも。

【ボランティア活動に関する問い合わせ】
メールでお問い合わせください。
ちょうふ花未来くらぶ hanamirai3@ymail.ne.jp

作業中に出た植物の再利用方法などは次の記事で紹介します。

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撮影/柴田和宣(主婦の友社) 
協力/ちょうふ花未来くらぶ、東京都調布市緑と公園課、NPO法人Green Works

※この記事は『園芸ガイド』2025年秋号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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