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花が美しいだけじゃない!ローズヒップも楽しめるバラの種類と育て方のコツ【ガーデニング】

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吉原美奈子

ほかには、マリーアントワネットの肖像画に描かれているロサ・ケンティフォリアも。
花弁が多いロゼット咲きの優雅な趣のバラですが、オレンジ色の大きめの卵型の実をつけます。

バレリーナは四季咲きのモダンシュラブですが、実も観賞用に適します。
せっかくの四季咲きなので花がら切りは行いますが、ローズヒップ用の数は切らずに残しておくと両方が楽しめてお得な気分です。

花が美しいだけじゃない!ローズヒップも楽しめるバラの種類と育て方のコツ【ガーデニング】(画像7)

ハート形のフラワーアレンジ用スポンジにローズヒップをびっしりと刺しただけ。側面にリボンを貼ればより完成度がアップ。

ローズヒップのいろいろな利用法

ローズヒップのついたは適当な長さに切り、枯葉を除いてフラワーアレンジやリース作りに活用できます。
きれいなは早めに切り、クリスマスやお正月のアレンジ用にドライにしておくのもいいですね。

を数本まとめてリボンで下部を結わえ、逆さにして吊るしても素敵ですし、手持ちのポプリに加えると秋冬の雰囲気が生まれます。

また、ローズヒップは甘酸っぱくてビタミンCが豊富、抗酸化作用にすぐれ、美肌や老化防止の効果があると言われます。

かたい皮をナイフで割り、中のタネをスプーンでとり除き、よく洗ってから細かく砕いて使いますが、食用になる部分はわずかで実の内外に細かいとげがあるので注意してください。
そのままでも食べられますが、紅茶とともに熱湯を注いでローズヒップティーに利用するとおいしくいただけます。

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オールドローズとは、1867年に最初のモダンローズである‘ラ・フランス’が登場する以前に育種・栽培されていたバラの総称です。ダマスク系やガリカ系など豊かな香りと花姿を特徴とする系統がいくつかあり、多くは一季咲きです。自然な樹形の美しさから、ナチュラルな庭づくりによく取り入れられます。

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四季咲き性とは、特定の開花期をもたず、条件が整えば一年に複数回花を咲かせる性質を指します。​バラやベゴニアなどにこの性質をもつ品種があり、長期間花を楽しむことができます。

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一季咲きとは、一年のうち特定の季節にのみ花を咲かせる植物のことを指します。特にバラにおいてよく使われる用語で、春から初夏にかけて一度だけ花を咲かせ、その後は葉の生長や株の充実に向かうタイプの品種を指します。これに対して、四季咲きの植物は年間を通じて複数回花を咲かせる特性があります。

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ロゼットとは、地面に葉が放射状に広がるように生える植物の葉の形を指します。タンポポが代表的な姿です。

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シュラブとは、ガーデニングでよく用いられる低木の総称です。生長が安定し、剪定によって形を整えやすいことから、庭や花壇の基盤となる植栽として重宝されています。バラの一種のシュラブローズも有名で、初心者から上級者まで幅広く愛されています。また、季節ごとの景観を楽しめる落葉樹や常緑樹があり、生育環境やデザインに応じて選べるのも魅力的です。

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原産地とは、植物がもともと自生していた地域のことで、その植物が最も自然に近い形で育つ環境条件(気温、降水量、土壌など)を知る手がかりになります。例えば、地中海沿岸原産のラベンダーは乾燥した日当たりのよい場所を好み、湿気には弱いといった具合に、原産地を知ることで栽培環境の調整や越冬管理の参考になります。園芸で植物の性格を理解するには、学名や品種だけでなく、この「原産地」への理解も大切です。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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枝とは、植物の幹や主軸から分かれて伸びる部分で、葉や花、果実をつける役割があります。枝の生え方や配置によって光の取り込み方や風通し、樹形が左右されるため、剪定や誘引を通じて理想的な姿に整えることがガーデニングでは大切になります。

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