原産地(げんさんち)
原産地とは、植物がもともと自生していた地域のことで、その植物が最も自然に近い形で育つ環境条件(気温、降水量、土壌など)を知る手がかりになります。例えば、地中海沿岸原産のラベンダーは乾燥した日当たりのよい場所を好み、湿気には弱いといった具合に、原産地を知ることで栽培環境の調整や越冬管理の参考になります。園芸で植物の性格を理解するには、学名や品種だけでなく、この「原産地」への理解も大切です。
関連記事
園芸用語をもっと見る
-
脇芽かき
脇芽かきとは、植物の生長において主軸となる茎から出てくる不要な側枝(脇芽)を取り除く作業のことです。この手入れにより、栄養分が分散するのを防ぎ、主茎や...
-
ロゼット
ロゼットとは、地面に葉が放射状に広がるように生える植物の葉の形を指します。タンポポが代表的な姿です。
-
忌み枝
忌み枝とは、剪定の際に取り除くべき不要な枝のことです。交差している枝や樹冠の内向きに伸びる枝、垂れ下がった枝など、樹形を乱したり風通しや日当たりを悪く...
-
子房
子房とは、花の雌ずいの一部で、将来的に果実へと発達する部分を指し、その内部には種子のもとになる胚珠が収められています。花が受粉すると、花粉が柱頭から花...
-
化土
化土とは、火山灰などを主成分とし、風化が進んでふかふかした状態になった土のことで、別名「ケト土」とも呼ばれます。水もちがよく、保肥性にも優れているため...
-
先祖返り
園芸でいう先祖返りとは、品種改良された植物が何世代か前の特徴を再現する現象を指します。例えば、品種改良された葉の一部が突然、元の野生種の形や色を取り戻...
