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指先の細かい作業ができない!「手根管症候群」とは?症状と簡単セルフケア【医師が解説】

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富永 喜代

「指先のこまかい作業ができない。しびれや痛みが出る」という方は必読です。痛みの専門家・富永喜代先生の話題の新刊『「キャップが開けられない」「指が痛い・こわばる」人のお助けBOOK』から、一部抜粋してお届けします。第3回は、出産期や更年期の女性に多いという「手根管症候群」。

親指から薬指の半分にかけてしびれや痛みが起こる「手根管症候群」

「手根管(しゅこんかん)」とは、手指の神経が通っている「手首のトンネル状のパイプ」のこと。

「手根管症候群」は、この手根管内で、腱を覆う膜や、関節を包む滑膜が炎症を起こし腫れることによって、神経が圧迫され、手指や手のひらにしびれや痛みが現れる病気です。しびれや痛みは、親指から薬指の半分(中指側)にかけて現れます。

症状が進行すると、親指の付け根の筋肉のふくらみ(母指球・ぼしきゅう)がやせていきます。さらに筋肉を動かす神経までが侵されると、親指の付け根の筋肉が萎縮し、親指と人さし指を丸めて作る「OKサイン」ができなくなります。こうなると、小さい物をつまんだり、ボタンをかけたり、縫物をしたりといった細かい手先の作業をするのが困難になり、日常の当たり前の動作が難しくなります。

またこのしびれや痛みは夜間や明け方に強くなったり、手や手首を振ることでラクになる特徴があります。

手根管症候群は親指から薬指の半分(中指側)にかけてしびれや痛みが出る

●しびれや痛みは、夜間や明け方に強くなる
●指を丸めてOKサインを作ることができない
●小さい物をつまむなど指先の細かい作業ができない
●電車やバスのつり革につかまれない

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