【ガーデニングQ&A】剪定後に花が咲きづらくなったハナミズキ。再びきれいな花を咲かせることはできる?
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園芸ガイド編集部
植物を育てていくうえで、わからないことや悩んでいることはありませんか? ここでは、読者の皆さんから寄せられたガーデニングにまつわる疑問や質問、お困りごとに、園芸研究家の船越亮二さんが回答します。今回のテーマは「ハナミズキ」です。
Q ハナミズキのじょうずな花の咲かせ方が知りたい
剪定時期を間違えてしまったのか、剪定後に花が咲きづらくなってしまいました。どうしたらまたきれいな花を咲かせることができますか?(愛知県豊川市 70才)
A 実生苗か接木苗によって、花の咲き方が変わってくる。花が咲くまでは剪定をせず、そのままにしておくとよい
昭和30〜40年代には、「世界の安行」とまで呼ばれていた、現在の埼玉県川口市安行でもハナミズキを生産している業者は1、2社程度でした。なかには、ハナミズキそのものを知らない生産者のほうがたくさんいたぐらいでした。 アメリカから接木苗が入ってきたのは昭和60年以降で、アメリカからの導入が行われるようになると、日本の高い接木技術によって白花種はもちろん、赤花の品種も埼玉県産のものが生まれるようになりました。
今では中国南部から香港など暖地産の常緑性のコルヌス・ホンコンエンシス(常緑ヤマボウシ)の実生苗から、多くの良質個体を選抜しています。ハナミズキとともにこの仲間の育種も、アメリカやカナダ、ヨーロッパの生産者を抜きん出てわが国はトップクラスといえます。
話を元に戻しますが、実生苗か接木苗によって、花の咲き方が大きく異なります。どなたかがハナミズキのタネをまいたのか、その苗の1本がたまたま手に入ったのでその苗を育てているのか、実生苗でも花が咲かないということはありませんが、開花までに数年かかる個体もあれば、2〜3年でたくさんの花を咲かせる個体もあらわれます。ですから、もう少し待つと、必ず花は咲くと思われます。それに花が咲くまでは、あまり剪定をしないでおきたいものです。どうしても枝を切らざるをえない場合には、長く伸びた枝だけは切り取っていきます。
葉が落ちるころになると、1節か2節くらいのごく短い枝の先に、先端がややとがった球形の丸いつぼみができます。短い枝をよく調べてみると花が咲くか否かがわかるので、枝の状態をよく見ながら剪定を行っていくとよいでしょう。
ハナミズキ
ハナミズキの栽培カレンダー
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イラスト/群 境介
※この記事は『園芸ガイド』2026年冬号の記事を、WEB用に再編集したものです。
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