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ウワサのYouTuber【しっぽじかん】50代専業主婦がなぜこんな動画を?|きっかけは高校時代の3人組コント

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ゆうゆうtime編集部

あなたはYouTube開設たった1年で、フォロワー数約4万人を獲得した、50代の元専業主婦を知っていますか?アカウント名は「しっぽじかん」。その動画をのぞいてみると、50代ならではの美容悩みや中年女性のあるあるを、斜め上いくトークで昇華してくれるコンテンツがたくさん。「こんなの見たことないぞ!?」そんな感想を持つ人も多いはず。全4回のインタビュー中、第1回となる今回はしっぽじかんさんがなぜしっぽじかんになったのか?その理由とターニングポイントを聞きました。

学生時代から人を笑わせることが好きだった

――しっぽじかんさんのYouTubeが他の同世代の方のYouTubeと違うのは、なんといってもあの吹っ切れた「おふざけ感」だと思います。人を笑わせることは、昔から好きだったんですか?

中高一貫の女子校に通っていたのですが、そこで女友達二人と私、三人でトリオを組んでいました。由緒ある学校の生徒らしからぬコントを三人でやったのが原点です。内容は先生のモノマネや志村けんのバカ殿のようなもの。ドレスをめくったら股間にトイレットペーパーが挟まっている、みたいな下品なネタもありました(笑)。ちなみにトリオ名は「三馬鹿トリオ」でした。昭和丸出しでしょ(笑)。

――その頃からしっぽじかんさんのお笑い力が培われていったんですね。

一緒にやっていた二人とはずっと仲が良くて、大人になってからも年に1回は一緒に温泉に行ったりしていました。私がSNSなどで動画を発信するようになり、そこでもコントをやりたくて一度二人を誘ったのですが、さすがに断られてしまいました。「顔出しでコントはちょっと〜」って(笑)。二人とも今や社会的立場がある、立派な大人ですからね。それでもあふれるパッションが抑えきれなくて、YouTubeは自分一人でやり始めて今に至ります。


――高校卒業から現在に至るまでのしっぽじかんさんのキャリアを伺えますか?

卒業後は立教大学に進学し、その後、日系の航空会社にCAとして入社しました。CAを選んだ理由は、接客業が好きだったことと、一日中オフィスにいるのではなくある程度自由がある職業がいいと思ったから。今もそうですが、私は縛られるのがとても苦手で(物理的にも)、同じ場所で同じことを続けるということができないんです。

あとこれはCAになってから実感したことですが、CAは「人に喜ばれる」職業なんですよね。もともとサービス精神旺盛なタイプなので、人から「ありがとう」と言われることが、とてもうれしかったのを覚えています。

YouTuber しっぽじかん 九条元子

YouTubeではメイク動画も人気。「九条元子」というCAさんが時折出現します(笑)。

――国際線の乗務員として働いていたそうですが、海外に住んでいた経験はあったんですか?

海外に長期的に住んだことはありませんが、母親の親友にオーストラリアのファミリーがいて、そこの家に小さい頃から頻繁に遊びに行っていたんです。今でもその家は、私にとっての「第二の家族」。その経験のおかげで、入社時点で日常会話レベルの英語は話せました。

――航空会社にはどのくらい在籍していましたか?

2年程度で退社しました。理由は体力面です。機内でお食事などを運ぶカートってすごく重いんですよ。それで腰を痛めてしまって。もともと体が強い方ではないこともあり、体力が追いつかず退社しました。

退社後は、東京の出版社に就職しました。法律系の専門書を作っている会社で、私はそこでアシスタントのような業務を担当させてもらいました。著者の先生のところへ原稿を取りに行ったり、文字の校正をしたり、渉外業務もしていました。そしてその2年後の25歳の時に、大学の同級生だった夫と結婚しました。

結婚後は育児とパートが中心。いわゆる“専業主婦”に

――25歳で結婚されたあとは?

仕事を辞めて専業主婦になりました。夫が「結婚したら妻には家にいてほしい」というタイプだったし、私も当時そこには疑問を持ちませんでした。その後28歳で長女、30歳で次女を出産。その頃夫が勤めていた会社を辞めて、自分で事業を立ち上げたので、育児をしながら夫の会社を手伝うというライフスタイルでした。

――育児を中心にできる範囲で働いていたとう形ですかね。

そうですね。数年後には夫の会社も大きくなり、私と二人三脚でやる規模でもなくなったので、私のそのタイミングでフェイドアウト。派遣社員として近所でパートを始めました。企業の受付などをしていましたね。

――SNSでの発信を始めたのもそのころですか?

はい。初めてインスタグラムを開設したのが38歳です。友人から「インスタグラムというものがはやってるよ」と言われたのですが、最初は「自分の写真を公開することの何がおもしろいんだろう?」という感じでしたね。ただその一方で、主婦になって急に「妻」や「母親」として見られる様になり、それまで持ち続けてきた「自分」という概念が迷子になっていたんだと思います。だから今思えば「私という存在を発信したい」「社会と繋がりたい」という気持ちもあったんでしょうね。身の回りのことをインスタグラムで細々と発信することで「自分」を確認していたような気がします。

YouTuber しっぽじかん インスタグラム

インスタグラムで「スギ薬局にクーポンもらいに行く日」のコーディネートを紹介。笑いのセンス高すぎ(笑)!

――当初のインスタグラムでは、主に保護犬活動の発信をメインにされていましたね。

はい。インスタグラムを教えてくれたのも、保護犬活動仲間でした。内容は飼っている保護犬のことなど、身の回りのことがメイン。
当時は全く「見られること」を研究したりはしていませんでしたし、本当にただただ日々のことを投稿していただけだったので、今のような投稿内容や編集されたコンテンツとは違いましたね。そんな身内と知り合いだけに向けたものでしたが、少しずつフォロワーが増えていきました。

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