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和田秀樹さんが語る【女80歳の壁】とは?「いま一緒にいて楽しいと思えない夫が70代、80代になって楽しくなることはない」

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和田秀樹

女性の「80歳の壁」は分厚いといいます。夫の世話・介護などからくるストレス、家族を亡くした寂しさ、さらに自身の健康問題……。その壁を乗り超え、その先の高齢期を楽しみ尽くすために、今から何ができる? 和田秀樹さんの話題の書籍『女80歳の壁』(幻冬舎刊)から、一部抜粋してお届けします。第1回は、「第2の人生」のススメ。

人生は 私がヒロインの ドラマです

女性が90年生きる時代になりました。日本人の平均寿命が50歳を超えたのは1947年(昭和22)のことです。いまでは“世界一の長寿国”として知られる日本は、わずか75年ほど前は50歳まで生きられない“短命国”だったのです。

ちなみに1890年(明治23)に、オーストラリアでは平均寿命が世界で初めて50歳を超えましたが、当時の日本の平均寿命は40歳そこそこです。いまの2分の1しか生きられなかったわけです。

“人生”とひとくくりに言いますが、「どう生きるか」は、この100年間で大きく変わったと言えるでしょう。

そこで提案したいのが「第1の人生」「第2の人生」と分けて考えることです。

例えば、「第1の人生」は、子育てをしたり、会社で働いたりして、社会に責任を果たしていく。「第2の人生」は、自分のために生きる。

このように分けて考えると、第2の人生では、いろいろな可能性が広がっていくと思うのです。

第2の人生が始まったとします。このとき「第2の人生を夫と楽しく過ごしたい」と思うなら、とても素敵ですよね。でも「ああ、これからも一緒にいるのか」とため息が出るようなら、離れたほうがいいのかもしれません。

残念ですが、いま楽しくない関係が、あるいは、いま楽しいと思えない夫が、70代、80代になって急に楽しくなるとは思えないからです。突如、話題が豊富になっておもしろくなったり、人が変わったように優しくなったりする可能性は、極めて低いでしょう。おそらく「いまより悪くなる」ことがほとんどです。

もしもあなたが、いま、我慢をしているのだとすれば、その我慢の度合いは、ますます大きくなっていくわけです。

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