ウワサのYouTuber【しっぽじかん】50代専業主婦がなぜこんな動画を?|きっかけは高校時代の3人組コント
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ゆうゆうtime編集部
きっかけは同世代から投げかけられたコメント
――今やYouTuberとしても大人気のしっぽじかんさん。YouTubeを始めた理由はなんですか?
大きな理由は「収益化」を目指したからですね。
――せっかく頑張るなら収入につなげたいですもんね。
もちろんそうなんですが、ただお金を稼ぎたいから、というだけではありません。「収益化しよう」と思ったのには理由があるんです。ある時、私が夫に対する愚痴の動画をアップしたんです(現在は削除済み)。内容は、「旦那はこう言ってたんだけど、私はこう思う。なんか腹立つわあ」といった些細なもの。そこに寄せられたコメントの多くが、私に共感してくれるものだったのですが、中に「稼いでいるのは旦那さんなんだから、旦那さんの言うことを聞くべき」というコメントがあって。
それに私は結構ショックを受けたんですね。コメントをしているのは私と同世代の女性だったと思うのですが「この時代に、まだこんなことを言う人がいるんだ」と。どんなに男女の役割が変わってきているとは言っても、まだまだ根っこは変わっていない。
――暇つぶしでSNSをやっている主婦には、発言をする資格がないという心ないコメントが。しかも同世代の女性から……。
そうですね。でもそのコメントに憤る自分もいる一方で、何かモヤモヤする気持ちも正直あったんです。たぶん夫の稼ぎで養ってもらっていることへの負い目のようなものが心の底にあった。だから、半分そのコメントにも「図星」と思う自分もいたんでしょうね。そこから、「私がどげんかせんといかん!」(笑)と、スイッチが入りました。この『しっぽじかん』のチャンネルも収益化して、きちんと自立していこうと。
――収益を上げることを目標にしてからは、動画の作り方にも変化がありましたか?
そうですね。「どうやったら再生回数が増えるか」、「どんなネタが好まれるのか」、「どこまでのおふざけが許容されるのか」。そういったことは分析するようになりました。とはいえ、根本は変えていません。私の動画は「やりたくないことはやらない」がルール。私のことが嫌いなら離れるのは仕方ないし、基本は出入り自由な場所でありたいです。企画も本当に「あ、あれ面白いかも!」と思い付きでやってるところがあるんですよ。すっぴんで「早朝(4時とか)に動画まわしてまーす」というのは、リアルですから(笑)。闇雲にフォロワーを増やそうとせず、こちらも大好きなフォロワーさんとつながらせてもらう。そんな気持ちでやっています。無理せずにハッピーな空間を作ることを心がけていますね。
――ちなみに、しっぽじかんさんは「おいちゃん」、「村長」など、さまざまな一人称がありますが、それはどうしてですか?
これといった理由はなくて(笑)。先ほども話したのですが、「一つに縛られたくない」という私の性質の表れかもしれません。呼び名を統一したほうがいいかなと思ってその動画を撮ろうと考えたこともありましたが、その時点でtails(テイルズ)の皆さん(しっぽじかんさんはファンをtailsと呼んでいる)が好きに呼び始めていたので、それはそれでおもしろいのかもと思い、そのままにすることにしました。
あと、大人になってから体調やメンタルを壊したことがあって、そのときにふと「自分なんていうものはいなかったんだ」と思ったんです。それも「自分を一つの固定化した存在」として捉えられなくなった理由かもと思います。
【しっぽじかんさんのターニングポイント➀】
たぶん夫の稼ぎで養ってもらっていることへの負い目のようなものがありました。だから『しっぽじかん』のチャンネルも収益化して、きちんと自立していこうと。
【PROFILE】
しっぽじかん
1974年生まれ。東京都出身。大学卒業後、日系航空会社の国際線客室乗務員を経て、25歳で結婚。28歳で長女、31歳で次女を出産。インスタグラムやYouTubeでは、客室乗務員に扮したクスッと笑える動画や、メイク動画、保護犬を含む6匹との日常を発信。「ふざけたおばさん」のリアルを発信することで、多くの同世代や若い女性を勇気づけ支持を得ている。
【Instagram】 https://www.instagram.com/sippojikan/
【YouTube】 https://www.youtube.com/@しっぽじかん
撮影/佐山裕子(主婦の友社) 取材・文/皆川知子
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