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【事件現場のリアル】法医学者が明かす意外な真実! テレビドラマはどこまで本当?

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ゆうゆうtime編集部

以上だけではない。死体発見現場が清潔すぎる。

特に室内の場合は、事件の前にきちんと掃除されていたらしく、殺人と関連するもの以外の痕跡は奇跡的に残されていないようだ。そのおかげで、現場で発見される痕跡はすべて殺人に関連している。

現実はどうかと言えば……鑑識が足を踏み入れる現場は多くの場合、想像を絶するほど汚らしい。汚物の真っただ中で暮らす人間がどれほど多いかを知れば、皆さんは驚くことだろう。足を踏み入れる前に破傷風の予防注射を打っておくべき、と思わせるほど不潔な犯罪現場が存在するのだ。


20年前、テレビ番組に登場する鑑識官はやりたい放題だった。幸いなことに現在では制作側の意識も変わり、俳優が演じる科学捜査班のスタッフはそれぞれ専門分野を持つようになった。

だが、私の口癖である「餅は餅屋」という言葉の通り、専門外の領域では誤りが生じやすく、今でもテレビの制作者はときどき間違いを犯している。

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著者 Profile

フィリップ・ボクソ(Philippe Boxho)
法医学医。作家。
1965年生まれ。ベルギーを代表する法医学医であり、同分野の第一人者。リエージュ大学法医学教授、および同大学法医学研究所所長を務める。そのキャリアにおいて6000体を超える検案、4000体以上の司法解剖を執刀。膨大な専門知識を有する医学の権威として、重罪裁判所での証言回数は300回以上に及ぶ。医学・学術界への貢献に加え、作家としてもフランスやベルギーで絶大な人気を誇り、本書を含め、著作は世界で累計160万部を売り上げる。「死」や「法医学」という厳粛な現実を、人々の知的好奇心を揺さぶる一級の物語へと昇華させるその筆致は、多くの読者を魅了してやまない。

※この記事は『死体は語りだす』フィリップ・ボクソ著、神田順子訳(三笠書房刊)の内容を、ウェブ記事用に再編集したものです。

死体は語りだす

フィリップ・ボクソ著、 神田順子訳
三笠書房刊

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