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棺の中から聞こえた“死者のジョーク”「おーい、出してくれ!」は本当だった!?

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ゆうゆうtime編集部

時は2019年10月12日。場所はアイルランドの小さな墓地。シェイ・ブラッドレイという人物の埋葬が執り行なわれていた。寒いが、太陽は燦燦(さんさん)と照っている。

棺が墓穴に降ろされたところで、「お~い、お~い、お~い、出してくれ!」とシェイが叫ぶのが聞こえた。

会葬者たちは一瞬戸惑ったが、笑い出した。

冗談好きだったシェイは、長患(ながわずら)いで死を覚悟したときにこれを録音し、葬式で流すように家族に頼んでいたのだ。「Shay Bradley」でネット検索すれば、シェイの埋葬の様子を映した動画を見ることができる。

死が私たちに微笑みかける前に、こちらから死に微笑みかけるべきだ。だがシェイは、それ以上のパフォーマンスをやってのけた。

死後に自分の死を笑い飛ばしたのだから!

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著者 Profile

フィリップ・ボクソ(Philippe Boxho)
法医学医。作家。
1965年生まれ。ベルギーを代表する法医学医であり、同分野の第一人者。リエージュ大学法医学教授、および同大学法医学研究所所長を務める。そのキャリアにおいて6000体を超える検案、4000体以上の司法解剖を執刀。膨大な専門知識を有する医学の権威として、重罪裁判所での証言回数は300回以上に及ぶ。医学・学術界への貢献に加え、作家としてもフランスやベルギーで絶大な人気を誇り、本書を含め、著作は世界で累計160万部を売り上げる。「死」や「法医学」という厳粛な現実を、人々の知的好奇心を揺さぶる一級の物語へと昇華させるその筆致は、多くの読者を魅了してやまない。

※この記事は『死体は語りだす』フィリップ・ボクソ著、神田順子訳(三笠書房刊)の内容を、ウェブ記事用に再編集したものです。

死体は語りだす 

フィリップ・ボクソ著、 神田順子訳
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