想いを整理しながら少しずつ進める、遺言書づくりのはじめの一歩
親のお金や家、これからの暮らしのこと——気になってはいても、「まだ元気なのに切り出しにくい」と感じる方は多いのではないでしょうか。しかし、いざ相続が始まったときに「何もわからない」状態では、残された家族が戸惑い、不安や負担を抱えることになりかねません。難しく思えるテーマですが、実は遺言書は“書きながら考えていく”ことができます。家族のために今から始めたい遺言書の考え方と備えについて、1級ファイナンシャルプランニング技能士の土方朋(ひじかたとも)さんが、やさしく解説します。
PROFILE
土方朋(ひじかたとも)/1級ファイナンシャルプランニング技能士
2008年三井住友銀行入行
2021年三井住友銀行退職
2022年準備期間を経て、AMI FINANCIAL DESIGNを設立
元気なうちほど話しにくい理由
親のお金のこと、家のこと、これからのこと……。
本当は気になっていても、
「聞くのは失礼かもしれない」
「まだ元気なのに、そんな話をするのは悪い気がする」
と、子ども世代の多くは、知りたい気持ちがあってもなかなか聞けずにいます。
ですが、もしものときに遺言書がないと、残された家族は、気持ちの整理をする間もなく、たくさんの判断を迫られることになります。
何がどこにあるのか、誰に何をどう残したいと思っていたのか。
それがわからないまま相続が始まると、戸惑いや不安は思っている以上に大きなものになってしまいます。
すれ違いを防ぐための備え
もしものとき、子どもがいちばん困るのは「何もわからない」ことかもしれません。
遺言書というと、どこか重たく、少し身構えてしまうテーマに感じられても、順番を知って向き合えば、決して怖いものではありません。
実際によくあるのが、ご兄弟の間で気持ちの行き違いが起きてしまうケースです。
親の本当の気持ちや意思が見えないまま相続が始まると、残されたご家族は、それぞれの受け止め方で考えるしかなくなってしまいます。
「きっとこう思っていたはず」
「いや、そうではなかったのでは」
そんな小さなすれ違いが、家族の関係をこじらせてしまうことも少なくありません。
だからこそ大切なのは、親の気持ちを、きちんと見える形で残しておくことです。
遺言書は、財産の分け方だけでなく、「私はこう考えて、この形に決めた」という親としての意思を、ご家族に伝えるための大切なメッセージでもあります。
遺言書もまた、単なる手続きではなく、自分の想いをきちんと残し、大切な人への思いやりをカタチにするためのものです。
遺言書は“書きながら考える”もの
遺言書は、財産の多い少ないにかかわらず、残される家族の負担を減らすためにできる大切な準備のひとつです。
「まだそこまでは決めきれていない」
「何を書けばいいのかよくわからない」
そんな方にこそ、まず知っていただきたいのが、遺言書は、決まってから書くものではないということです。
書き始めてみることで、自分が何を大切に思っているのか、誰にどんなふうに想いを届けたいのかが、少しずつ見えてくることがあります。
遺言書は、一度書いて終わりではなく、そのときどきの状況に合わせて見直していくこともできます。
だからこそ、最初から完璧でなくても大丈夫。
まずは“想いをカタチにするはじめの一歩”として、学ぶことから始めてみませんか。
一歩を踏み出すためのやさしい解説
今回の講座は、『相続のしくみと準備、やさしく学べる60分講座』連続3回シリーズの第2回、講師は1級ファイナンシャルプランニング技能士 土方朋さん。
みなさんからの関心が高い「遺言書の書き方」について詳しく丁寧に教えていただきます。
これまで相続や遺言について話を聞いたことはあっても、
「実際に自分で書くとなると、どう進めればいいのかわからない」
「気にはなっているのに、なかなか最初の一歩が踏み出せない」
そんな方に向けて、今回は実践編として、遺言書の基本をていねいに、わかりやすくお伝えします。
当日は、
・遺言書を作る意味
・自筆証書遺言と公正証書遺言の違い
・元気なうちに準備しておきたいポイント
・家族に負担を残さないための考え方
・"まず書いてみる”ことで想いを整理していく進め方
などを、1級ファイナンシャルプランニング技能士・土方朋さんがやさしく解説します。
土方さんが大切にしているのは、制度や数字だけを説明することではありません。
その方がどんな想いを持ち、どのようにご家族へつないでいきたいと願っているのか。そこにしっかり耳を傾けながら、一緒に人生設計を考えていくことを大切にされています。
4月23日(木)開催!お早めにお申し込みを
毎回ご好評をいただいている人気講座ですので、今回も多くのお申し込みが予想されます。ご興味のある方は、どうぞお早めにお申し込みください。
主婦の友社とニッポン放送「生活の窓口」が協業し、相続という人生の大切なテーマを、少しでもわかりやすく、前向きに考えていただくためにお届けする連続講座です。
この機会に、ぜひご参加ください。
『相続のしくみと準備、やさしく学べる60分講座』連続3回シリーズ 第2回 遺言書の書き方 〜想いをカタチにする、はじめの一歩〜
開催日程:2026年4月23日(木)13:00〜14:00 ※セミナー時間は60分
開催場所:主婦の友社(東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア内)
定員50名 ※最低催行人数5名
講師:1級ファイナンシャルプランニング技能士 土方 朋さん
※お申し込み多数の場合は抽選となる場合がございます。
<セミナー参加後は土方さんによる個別相談会も実施>
開催日程:2026年5月1日(金)・8日(金)
①10:00
②11:30
③13:30
④15:00
開催場所:ニッポン放送(東京都有楽町) 生活の窓口
※個別相談は事前予約制ですので本セミナー終了後にご案内いたします。
・4/23(木)
遺言書の書き方〜想いをカタチに、円満な相続実現のために〜
・5/21(木)
生前贈与と生命保険の活用〜これからにそなえるお金の知恵袋〜
このようなテーマで開催していきますので、ぜひ遺言書の書き方から学んでいきましょう。
まずは、4月23日開催の「遺言書の書き方〜想いをカタチに、円満な相続実現のために〜」セミナーにお申し込みください。
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取材・文/橋本夏子
