記事ランキング マンガ 連載・特集

定年後の父が急に“過激な情報”に傾いたのはなぜ?背景にあるネットの仕組みを【池上彰が解説】

公開日

更新日

池上彰

「法律で裁けなければ、何をしても許されるのか?」そんな疑問を抱かせるニュースが増えています。政治とカネの問題やAIによるフェイクニュースなど、法の網をすり抜ける現実に、私たちはどう向き合うべきなのでしょうか。池上彰氏の最新刊『法で裁けない正義の行方』(主婦の友社刊)から、一部を抜粋してお届けします。第5回は、デマを見抜けない中高年について。

▼前回はコチラ▼

>>生成AIも騙される?【池上彰が解説】ロシアの情報工作から学ぶフェイクニュースの見抜き方

メディアリテラシー教育

フィンランドは、子どもたちに向けてのメディアリテラシー教育も学校で長年行ってきました。実際のフェイクニュースを題材に、どの部分をどう分析してデマだと見抜くか、みんなで議論をしたり、チェックシートでチェックしたりする授業を行っています。

チェックシートは、私がいつも言っているようなことが書いてあります。「情報源を確認しよう」「サイトやアカウントを確かめよう」「著者は実在する人/ものですか」「細かいところを調べよう」「疑わしいことはないですか」などです。

「画像検索をして、同じ画像が他でも見つかるか確かめよう」というのはとても大事です。災害が起きるとすぐに、被災地のフェイクニュースが写真付きで拡散されます。その画像を検索すると、何年も前にまったく別のところで撮られた写真が、そのまま使われていたりするのです。

このチェックシートはかなりレベルが高い上に、普段からここまでひとつひとつチェックするのは時間がかかりますが、少しでも違和感を持ったら、こういう観点でチェックをすることが大切です。

基本的には、新聞社や放送局のウェブサイトであれば、とりあえず情報の信頼性は大丈夫でしょう。発行元が聞いたことのないところの場合は、よくチェックしたほうがいいでしょう。

「アスタリフト」をたった7日試しただけでわかったこととは

「アスタリフト」をたった7日試しただけでわかったこととはPR

詳細はこちら
画面トップへ移動