ミニマリストの夫との出会いが転機に。片づけが苦手だからこそ「持ちすぎない」へ
自分らしい“持たない暮らし”を楽しんでいる方の実例を紹介します。話題の新刊『「持たない暮らし」の見本帖』から抜粋してお届けするのは、ぴなさん。3回に分けてお届けする第1回は、ミニマリストになったきっかけについて。
PROFILE
ぴなさん(インスタグラマー)
「日常に余白を作り、夢を実現する暮らし」を軸に活動するゆるミニマリスト。厳選したアイテムで実践する暮らしや仕事、旅について広く発信中。
Instagram @pina__life
“日常”を人生の真ん中に。そう考えたら、余白を大切にする暮らしに落ち着きました
毎日の暮らしをストレスなく送りたいからこそ、管理できる量だけ持ちたい
すべての始まりは、ミニマリストである夫との出会い。ものの少なさに衝撃を受けたそうです。
「当時まだ交際中だった彼の家に初めて遊びに行くことになったときのこと。片づけが苦手だと聞いていたので私が片づけてあげよう、なんて思っていたら、予想に反してものがほとんどない空間だったのです。当時の私は実家住まい。頑張って整えてはいましたが、いつも片づけに悩まされていました。“片づけが苦手だから、持つものを少なくしている”という彼の言葉を聞き、私は管理しきれないほどの量を持っていたこと、苦手だからこそ、ものを持ちすぎない暮らしのほうがいいということに気づかされました」
時はコロナ禍。在宅勤務となり、ものが多い環境では仕事に集中できないと実感したことも、手放しを加速させました。
「オンライン会議が増え、ものであふれる部屋の背景が気になり始めたんです。1日の大半を部屋で過ごさざるを得なくなって初めて、家の中を整えることの重要さも理解できました」
結婚後、まずふたりで決めたのは「日常の暮らしを人生の真ん中に据えること」。
「暮らしとは、快適な家、健康な体、そして家族です。この3つが他のすべての活動の土台になります。私は非日常的な体験ができる旅行も大好きですが、日常も同じくらい大切にしたい。片づけやものの管理が得意ではないふたりだからこそ、その軸を持って穏やかな日常に必要なものだけを持っていたいと思ったのです」
きれいで心地よい空間を保つためには、管理できる容量を超えないようにしなくてはなりません。持ち物を把握できれば、目当てのものを探し回ってイライラすることもなく、心穏やかに過ごせます。
「ものを持たないことをめざしているわけではありません。あくまで暮らしを整える、楽しむことが目的です。だから削ぎ落としてばかりではなく、物欲ともうまく付き合っていきたいと思っています」
部屋の間取りは1LDK。右のクローゼットには仕事用のPCモニターがしまってあり、ダイニングがワークスペースに早変わり。
ソファを置く代わりにニーチェアエックスを配置。折りたたみ可能で、好きな場所に移動して使えるところがお気に入り。
