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【アジサイの分類】がまるわかり! 自生種・園芸アジサイ・アナベル…主な観賞用アジサイをまとめて整理

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園芸ガイド編集部

アジサイの種と性質について

主な観賞用アジサイ

観賞用として主に楽しまれているアジサイには、先に紹介したもののほかに、アメリカノリノキ(アナベル)、ノリウツギ、カシワバアジサイなどがあります。アジサイの仲間(アジサイ科アジサイ属)にはさらに多くの種がありますが、ここでは観賞用として楽しまれているこれらについて整理します。

ガクアジサイ

伊豆半島や伊豆諸島、房総半島に自生しており、葉が厚く光沢があり、茎は太く大型です。変異も多く、なかには、波打ち際やその斜面に自生し、潮風に強いことから浜アジサイとも呼ばれるものもあります。また自生地では3mを超えるものもあるようです。ホンアジサイといわれる品種はガクアジサイの手まり咲き品種です。なお手まり咲きのガクアジサイが、大きな玉のように咲くことから、タマアジサイと呼ばれることがありますが、タマアジサイは正確には夏から秋に箱根の山中などでよく見られるノリウツギ節タマアジサイ亜節に属す別の品種です。

ヤマアジサイ

福島県南部から九州や屋久島にかけて分布します。ガクアジサイに比べ小型で、枝は細く、葉も小さく、野趣に富みます。葉形、花形、花色にさまざまな変異があり、現在2000品種近くのヤマアジサイが発見されています。ひとつの島国に特有のひとつの種に、こんなにも多様性が秘められているのかと驚かされます。お釈迦様の誕生日である4月8日の花まつりにふるまわれることで有名なアマチャ(写真)もヤマアジサイの一種です。園芸アジサイの種類の多さにはヤマアジサイの多様性が大きく関与しています。

エゾアジサイ

北海道から東北地方、北陸地方の雪深い地域に分布します。ヤマアジサイに比べて大きいことが特徴です。学名はヤマアジサイの変種として表記されますが(serrata var.yesoensis)ガクアジサイにより近縁であるという説もあるようです。分布地域を見ると寒さに強い印象を覚えますが、冬は雪に埋もれ寒風が避けられるところに自生するため寒さと乾燥には強くありません。

園芸アジサイ

人が交配して作ったアジサイです。(アボック社『アジサイ百科』より)西洋アジサイやハイドランジアと呼ばれているものも園芸アジサイです。ガクアジサイ、ヤマアジサイ、エゾアジサイの性質は基本的に類似し交配も可能なため、これらを交配して多種多様な園芸アジサイが生まれています。

ノリウツギ

日本原産です。新枝咲きで管理が簡単なのですが、日本ではあまり普及していません。欧米では品種改良が盛んになってきており、丸弁でかわいらしい花の品種などが登場してきていますので、今後日本でも普及していくと思います。

アメリカノリノキ(アナベル)

北米大陸の東部から東南部に分布します。新枝咲き性のため剪定時期に縛られず管理が簡単です。白い花が群生するさまは見事です。最近はピンクのものや背丈に違いがあるものなどが出てきて楽しみの幅が広がっています。

カシワバアジサイ

北米大陸の東南部に分布します。切れ込みのある葉が特徴です。また花は最盛期を過ぎると赤く色づく品種が多く庭植えで人気があります。

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文・写真/田島道男 写真協力/園芸ネット、吉岡麗子

※この記事は『園芸ガイド』2026年夏号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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