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台本が届いたのは初演6日前!【戸田恵子さん×三谷幸喜さん】が明かす『虹のかけら』裏話

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ゆうゆうtime編集部

2026年6月19日に開幕する舞台『虹のかけら~もうひとりのジュディ』の取材会が開催され、主演の戸田恵子さんと、構成・演出を手がける三谷幸喜さんが登壇。記者たちを前に、二人ならではの軽妙なやりとりと、作品への深い愛情を語ってくれました

戸田さんの還暦を祝って生まれた作品

この作品は、映画『オズの魔法使』のドロシー役で人気を博し、その後もハリウッドのミュージカル大作で輝き続けた女優、ジュディ・ガーランドと、知られざるもう一人のジュディを描いた物語で、三谷さんが戸田さんのために書き下ろした一人舞台です。そのきっかけを尋ねると、三谷さんは「戸田さんが60歳になられたとき、これからずっとやり続けられるようなものができないかと言われまして、それで考えました」と明かしました。

戸田さんが「あんまり大きい声では言えないんですけど、もう10年前の話なんですよ」と苦笑いすれば、三谷さんも「そうなんですよね」と頷く。そんな二人の息の合ったやりとりに、会場は早くも笑いに包まれました。

なぜ戸田さんでジュディ・ガーランドを、という問いに、三谷さんは「ちっちゃい感じが」と一言。ジュディ・ガーランドも小柄な方だったとのことで、「なんかちょっとイメージが重なるところはありましたね」と語りました。

「さすが三谷さん」と唸らせる台本の仕掛け

台本を受け取ったときの印象を聞かれた戸田さんは、「さすが三谷さんと思いました」と即答。「ジュディ・ガーランドのことを書いたわけではなく、私がジュディを演じるわけでもなく、だけどもジュディ・ガーランド像が浮かび上がってくるような仕掛けになっている作品で、さすがだなと思いました」と絶賛しました。

また、戸田さんにとってのジュディ・ガーランド像については、「47歳で亡くなっている、非常に短い人生だったんですけれども、波乱万丈でね。改めてジュディ・ガーランドの人生を知って、すごい人だなあというふうに思いました」と、しみじみと語りました。

台本が届いたのは初演6日前! 笑えない(?)エピソード

4回めの上演となる今回、2018年5月の初演時のエピソードで会場が大いに沸きました。三谷さんが「初演の頃はご迷惑をおかけして、本がなかなかできなくて」と打ち明けると、戸田さんが「本が6日前にできてきましてね。今日ご覧いただいて、これを6日前にやったかと思ったら、かなり私のことを尊敬してくださるんじゃないかなと思います」と笑顔で返しました。

「基本的に覚えなくてもできるものをやりたいと思っていたので朗読がメインになるはずだったんですが、ちょっと筆が滑っちゃってね。完全に覚えなきゃいけない台本ができてしまって」と三谷さんが告白。戸田さんは「ものすごい分量で、ちょっとひっくり返りましたね」と振り返りました。

「そんなに仲がいいわけではない」二人の絶妙な関係

息の合った二人ですが、戸田さんは「出会いましてからはずいぶん経ちますけども、そんなに仲がいいわけではないんです」とさらり。三谷さんも「悪いわけではないんですよ。そんなに日々お会いしているわけじゃないです」と続けます。

「去年なんか一度もお会いしていないと思いますけれども」「去年どころかもう数年ぶりじゃないですか」と二人が言い合う場面も。それでも、「三谷さんの演出を受けると、自分の新しい引き出しが必ずどこか開くんですね。まだ私にもこんな引き出しあったかなっていう瞬間があるので、そこがすごいなあと思って」と戸田さんは三谷さんへの信頼を語りました。

4回目の上演でさらに進化──ジュディのお墓にも二度参拝

4回目の上演になることについて戸田さんは、「年を重ねているので、体力はついてるような、ついてないようなって、そことの勝負がまず私の中ではありまして。やればやるほどいろいろアイデアが出てきて、バンドの皆さんにも協力もしていただいて、楽しくなっている部分もあります」と語りました。

三谷さんも「ミュージカルは再演を重ねるごとに、よくなっていくっていうのが本当にそうだなと思って。みんなのアイデアがものすごく凝縮している感じになっています」と太鼓判を押しました。

さらに、戸田さんがジュディ・ガーランドのお墓参りに二度行ったというエピソードも飛び出しました。「あっちもびっくりしていると思います。2回も来たって」と戸田さんが笑えば、三谷さんも「多分、聞いてくださっていると思います」と温かく応じました。

「お芝居でもないコンサートでもない」幅広い世代が楽しめる作品に

取材会の最後には、観客へのメッセージがそれぞれ贈られました。

「新しい形の、ショーといいますか、お芝居でもないコンサートでもないみたいな、でも本当にお子さんから年配の方まで、そしてジュディ・ガーランドを知らなくても楽しんでいただける作品なので、たくさんの皆さんに来ていただきたいと思います」と戸田さん。

三谷さんは、戸田さんの表現力に触れたうえで、もうひとつの見どころとしてジュディ・ガーランドの楽曲そのものを挙げます。「ジュディ・ガーランドの曲って本当にいいんですよ。すてきな曲ばっかり。やっぱりジュディ・ガーランドというすごく素晴らしい歌手の方がいて、素晴らしい曲がたくさんあったということをもう一回再確認してほしいと思います」

▼公開ゲネプロの写真は次回記事にて紹介します▼

公演情報『虹のかけら~もうひとりのジュディ』

『虹のかけら~もうひとりのジュディ』
【東京公演】
2026年6月19日〜7月5日
銀座 博品館劇場
10,000円(全席指定・税込)
【全国ツアー】
2026年7月8日〜8月9日
秋田を皮切りに全国13都市で公演
https://nijinokakera.jp/

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