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【豊臣兄弟!】市(宮﨑あおい)と娘たちの切ない別れ。三姉妹はどんな運命をたどるのか?

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鷹橋 忍

織田家に引き取られる

ドラマでも描かれたように、浅井長政は信長を裏切ることになります。天正元年(1573)9月、信長勢の総攻撃を受け、浅井家本拠の小谷城が落城。長政は自害し、浅井家は滅亡しました。

【豊臣兄弟!】市(宮﨑あおい)と娘たちの切ない別れ。三姉妹はどんな運命をたどるのか?(画像7)

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第17回より ©️NHK

市と3人の娘たちは小谷城から退去し、織田家に引き取られました。市が数えで27歳(生年を天文16年として計算)の時のことです。その後は、諸説ありますが、織田家の庇護下にあったのは確かなようです(和田裕弘『柴田勝家 織田軍の「総司令官」』)。

小谷城落城から9年目にあたる天正10年(1582)の6月2日、市と3人の運命を大きく変える事件が勃発します。本能寺の変により、信長と信長の嫡男・小関裕太さんが演じた織田信忠が、要潤さんが演じた明智光秀に討たれたのです。

柴田勝家と再婚

明智光秀は同年(天正10年)6月13日の山崎の戦いで、信長の三男・結木滉星さんが演じる織田信孝(のぶたか)を主将、秀吉らを主力とする織田軍によって、滅ぼされました。

同年の6月27日、清須城(愛知県清須市)で行なわれた、いわゆる「清須会議」で、市と宿老の筆頭であった柴田勝家の結婚が、取り決められたと考えられています。具体的な日付はわかっていませんが、同年の9月頃に市は勝家に再嫁し、3人の娘を伴って、勝家の居城である北庄城(福井県福井市)に移ったようです。

【豊臣兄弟!】市(宮﨑あおい)と娘たちの切ない別れ。三姉妹はどんな運命をたどるのか?(画像8)

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第33回より ©️NHK

ですが、平穏に暮らせた日々は短かったと思われます。

勝家は秀吉と対立し、翌天正11年(1583)4月21日、「賤ヶ岳(しずがたけ/滋賀県長浜市)の戦い」で、勝家は秀吉に大敗。北庄城へと敗走します。秀吉軍は柴田軍を追撃し、4月24日、総攻撃を受け、北庄城は落城。市は勝家とともに自害しました。この時、市は天文16年生まれなら37歳、天文19年(1550)生まれだとすると34歳でした。

浅井三姉妹の行方

市の3人の娘、茶々、初、江は、北庄城落城を前に秀吉に引き渡されました。茶々は15歳、初は13歳、江は11歳でした。

三姉妹は、それぞれ数奇な生涯を送っていくことになります。

長女・茶々は秀吉の別妻の一人となり、天正17年(1589)に嫡男・鶴松(3歳で夭逝)を、文禄2年(1593)に秀頼を産み、豊臣氏(羽柴家)の存続のため、最後まで尽力しますが、慶長20年(1615)の大坂夏の陣で豊臣の滅亡と運命をともにします。

次女・初は、いとこにあたる京極高次(高次の母は浅井長政の姉妹)に嫁ぎます。京極家は浅井家の主家でした。夫・高次の没後は出家し、三姉妹の中で最も長命をたもちます。

三女・江は、3度目の結婚で徳川二代将軍・秀忠の正室となり、三代将軍となる徳川家光を産むのです。

【豊臣兄弟!】市(宮﨑あおい)と娘たちの切ない別れ。三姉妹はどんな運命をたどるのか?(画像9)

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第33回より ©️NHK

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