山口まりさんに教わる【秋の和モダン鉢植え】コケが草花を引き立てる草地風アレンジの作り方
清楚なたたずまいや、すらりとした草丈の動きが秋の景色を感じさせる植物たち。派手さはないけれど自然の情緒が漂う和モダンスタイルの鉢植えを山口まりさんに教えていただきました。
山口まりさん
千葉大学園芸学部卒業。日本ダリア会理事、日本ハンギングバスケット協会理事、園芸ソムリエ。幅広く園芸に携わり、「花を楽しむ教室」の講師も務める。伝統園芸や山野草にも造詣が深い。
HP:https://www.himegaki.jp
秋風に揺れる姿を思い浮かべながら植物を選び、組み合わせましょう
春から生育を始め、厳しい夏を乗り越えた9月、いよいよ秋の花々が咲き始めます。秋の花には華やかさはありませんが、どれも清楚なたたずまいをしています。また、秋をまとったようなススキやノギクなどは、草丈が大きくなります。すらっとした草姿のものを組み合わせ、秋風を感じるような組み合わせがおすすめです。里山や高原の秋の風景や秋風に揺れるたたずまいを思い浮かべながら、植物の種類や草姿を選びます。
秋咲きといっても、開花は9月~霜がおりるまでの間で植物により開花時期と開花期間が異なります。季節の移り変わりを楽しみたいのであれば、開花時期が異なる植物を組み合わせ、秋でも華やかに演出したいのであれば、開花時期が同じ植物を組み合わせるとよいでしょう。また、初冬の草紅葉を楽しめるよう、葉が色づく植物を取り入れるのもおすすめです。また、鉢は植物にとっての「衣装」。鉢の色・形などによりイメージがまったく異なります。こだわって鉢を選びましょう。
コケが草花を引き立てて日当たりのよい秋の草地の景色を演出
秋の里山の日当たりのよい草地の景色を思い浮かべた組み合わせ。ヤマラッキョウ、ヒメヤハズススキ、ポリゴナム(ツルソバ)だけでは、なんとなく散漫な雰囲気になってしまいがちですが、八重咲きのササリンドウの存在感ある紫色の花が引き締め役になり、さらに斜め前に伸びた茎は寄せ植えに広がりを感じさせます。
