秋バラ前に要注意!長雨で蕾が開かない原因と、鉢植え・地植え別の対策
今年は雨の多い夏でしたね。特に関東甲信越地方では9月中、雨が降り続きました。雨が続くと黒星病が発生するばかりでなく、蕾が開かないボウリング現象が起こったりします。今回は、その原因と気をつけるポイントについて解説します。
ボウリングってどんな現象?
秋バラの開花にはまだ少し間がある10月初旬ですが、せっかく大きくなってきた蕾が、あと少しというところで開かないとか、きれいに咲かないという場合があります。
これがボウリングで、バラの蕾がうまく開かず、蕾のままになってしまう現象を指します。特に雨や湿度の高い日が続くと起こりやすく、外側の花びらが水分を含んで互いにくっつき、内側の花びらが開けなくなってしまうのです。
ボウリングは、すべてのバラで起こるわけではありません。
花びらの多い八重咲きや、花びらがぎっしり重なったカップ咲きなどに起こりやすく、イングリッシュローズや人気のクラシカルな花形のバラにも見られることがあります。
ボウリングした蕾はそのまま茶色く傷んで落ちてしまうこともあります。
また株に残ったまま湿った状態が続くと、かびが発生して蕾が腐ってしまうこともあります。
ボウリング対策と、かかりにくいタイプ
では、ボウリングを防ぐためにはどうしたらよいのでしょう。
一番大切なのは蕾を長時間、雨に濡れたままにしないということです。
鉢植えなら、雨が続くときは軒下など、雨が直接当たらない場所に移動するのもひとつの方法です。
ただし、屋根の下に置けばよいというわけでもなく、風通しの悪い場所では湿気がこもりやすくなるので、なるべく風が通る場所を選びましょう。
地植えのバラは移動ができませんが、雨上がりに蕾や葉に水がたまっているようなら、軽く振って水滴を落としておきます。
柔らかいティッシュペーパーで水気をそっと押さえるのも一法です。
その際は枝を強く振ったり、蕾に強く触ったりしないように注意してください。
また、バラの周りに宿根草やハーブを植えている人もいるかもしれませんが、こうした植物が周囲にあると風通しが悪くなり、バラについた水分はなかなか抜けず、株が乾きません。
長雨で大切なバラが気になる場合は、他の植物を移植することも考えてみましょう。
さらに、これからは日本も地球温暖化の影響を受け、雨が多く降ると予想する人もいます。
前に述べたように、花弁が多い品種は雨の影響を受けやすいので、これから庭にバラを植えるのであれば、花の中心部が開いている一重咲き(シングル)や半八重咲き(セミダブル)を多くとり入れるのもよいかもしれません。
