【俺たちの箱根駅伝】第3話レビュー 熱を秘めた山下智久と、闘志むき出しの山本耕史。対照的な2人の演技が見応え十分
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四戸咲子
池井戸潤の小説を原作に、箱根駅伝に懸ける人々の情熱を描くドラマ「俺たちの箱根駅伝」(日本テレビ)。大泉洋演じるテレビ局のチーフプロデューサーをはじめ、中継に挑むスタッフたちと、タスキをつなぐ学生ランナー。走る者と伝える者、ふたつの視点から描かれる熱いドラマの見どころを、各話のレビューで振り返ります。※ネタバレあり
大日テレビスポーツ局は箱根駅伝中継センターアナの緊急入院という大ピンチに見舞われ、関東学生連合チームには監督・甲斐(山下智久)の因縁のライバルが現れて不穏さがグッと増し、中継側も学生連合チーム側も波風だらけの第3話。
徳重(大泉洋)、またまた大ピンチ!
20人を超える各地の実況アナの指揮を取る司令塔的なポジションを6年も務めてきたセンターアナ・前田(平原テツ)が病を患い緊急離脱し、中継体制が大きく揺らぐ。チーフプロデューサーの徳重(大泉洋)は代役探しという気の思い役目を背負うことに。センターアナはいわゆる箱根中継の“顔”とも言える存在で、箱根駅伝まで50日を切り、この期に及んで前田の代わりを見つけるのは相当難しいはず。センターディレクター・宮本(伊藤沙莉)らも頭を抱え、全員が勢ぞろいした会議もどんより。
代役候補として徳重が名前を挙げたのは、ベテランアナの辛島文三(竹中直人)。アナウンス部の古参で技術は折り紙付きだが、とにかく扱いにくいことで知られ、スポーツ局の面々も大反対だ。「面倒くさい」「きつい、厳しい、気難しいの三拍子」と散々な言われようだが、それだけ一筋縄ではいかない人物なのだろう。そんな中、宮本はゴルフ中継で培った辛島の力に期待を寄せる。
時間がないからこそベテランに託すしかないという流れがなんともスリリング。ドラマなのだから毎回何かが起きるのは当然とはいえ、今回はまさに一難去ってまた一難。大日テレビパートはお仕事ドラマとしての面白さがしっかりあって、徳重や宮本らがこの代役探しというピンチをどう乗り越えるのか、自然と目が離せなくなる。
