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鈴木ちひろ
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南大門市場と言えば! カルチ(太刀魚)の食堂が有名です。太刀魚を大根と醤油、赤唐辛子で煮込んだカルチジョリムは、醬油ベースの味付けで私たち日本人も馴染みやすい味わい。
このカルチジョリム横丁には何軒ものカルチジョリムの専門店が並んでいます。1つ1つ異なる看板の絵がかわいい。
カルチジョリム横丁の近くには実際カルチを売るお店も。ちょうど今が旬で、韓国の旧盆・秋夕(チュソク)ではお供え物として並べられます。
こちらはカルグクス(韓国式のうどん)横丁。同じメニューの食堂が何軒も続くなんて日本では考えられませんが、韓国ではよくある光景です。
私は日本のメディアでも何度か紹介されたことのある「巨済食堂」でカルグクスと麦ごはん、冷麺のセットを頼みました。このボリュームで8000ウォンは安い!
隣の食堂ではカウンター越しでカルグクスを打つアジュンマの姿が。わずか1㎡の限られたスペースですべての仕事をこなすアジュンマには頭が下がる思いです。
南大門で一番有名なホットックのお店「南大門野菜ホットック」。コロナ過は行列が途絶えていましたが、今は長蛇の列! 「日本に持って行けるように冷凍で包装してあげます」という看板まで発見。
市場からちらりと見えた韓国の国宝1号である南大門。2008年に酔っ払いによる火事で楼閣をほぼ焼失しましたが、今ではすっかり元の姿に。
東南アジアや北朝鮮のカゴは安価ですが、韓国産のカゴは人件費の問題もあり割と高め。手のひらサイズのカゴでも1万ウォンを超えます。私は今回、竹で作られたエコなストロー(1000ウォン)を購入しました。
ピンやヘアゴム、カチューシャなどのアクセサリーをはじめ、斜めがけカバン、靴下、クロックスにつけられるジビッツなど、子供向けのかわいいものが勢ぞろい。女の子ならときめくこと間違いなし!
南大門市場はエリアごとに売るものが決まっていて、子供服エリアにはこのような卸問屋が入ったビルが数件並んでいます。小売りもOKで、カットソーなら5000ウォン~、ズボンなら1万ウォン~とリーズナブル。ネットショッピングが主流の韓国ですが、実際に手にして買える南大門市場はやはり根強く人気です。
私はこの店舗で兄弟のカットソーを1枚5000ウォンで購入。下は80から、一番大きなサイズは140まで揃うので、兄弟のカップルコーデも可能です。
帰り際、思いも寄らない看板に遭遇しました。まさか韓国で「しまむら」というフレーズに出会うとは。