油かす(あぶらかす)
油かすとは、菜種や大豆などの油を搾った後に残るかすで、チッ素分を多く含む有機肥料です。元肥や追肥として利用され、植物の葉や茎の生長を促します。ゆっくりと効き目が現れるため、長く栄養を与えたいときに適しています。ただし、施しすぎると発酵時に悪臭が出ることがあるため、量や場所に配慮が必要です。また、スイセンはチッ素過多になると、球根が分球しやすく花が咲きにくくなるため、リン酸分の多い肥料を施します。
関連記事
園芸用語をもっと見る
-
円錐花序
円錐花序とは、植物の花のつき方の一つ。中心の主軸から側枝が分岐し、それぞれに小花がつくことで全体が円錐形になる花序構造を指します。下から上へと順に花が...
-
花芽分化
花芽分化とは、植物の生長点が葉や茎をつくる働きから、花を咲かせる器官へと転換される過程を指し、花の準備段階として非常に重要です。この時期には温度や日長...
-
高山植物
高山植物とは、標高が1500〜3000メートル前後の高山帯に自生する植物の総称です。強い紫外線、昼夜の気温差、乾燥、強風など、厳しい環境に適応しており、多くは...
-
ばらまき
ばらまきとは、タネを土の表面に均一に散りばめながらまく技法を指します。この方法は、広範囲にタネをいっせいにまきたい際や、細かなタネなどを効率よくまきた...
-
腰高鉢
腰高鉢は、鉢の高さがやや高めに設計されている植木鉢のことで、根の張りが縦方向に強い植物に向いています。根詰まりを防ぎつつ、安定した排水性と通気性を保て...
-
芽摘み
芽摘みとは、植物の不要な新芽を手やハサミで取り除く作業のことで、栄養を効率よく使うために重要な手入れ方法です。果実や花を大きく育てたり、風通しをよくし...
