【国際シンポジウム】『シュタイナーが示した未来のアート ～ 農業・医学・教育のつながり～』2025年12月20日（土）10:00 - 17:00（日本ルドルフ・シュタイナー協会設立記念前夜祭）
公開日
更新日
医療法人社団 山本記念会 すみれが丘ひだまりクリニック
開催趣旨
このたび、日本ルドルフ・シュタイナー協会の設立（12月21日）を記念し、12月20日（土）に設立記念前夜祭『シュタイナーが示した未来のアート～農業・医学・教育のつながり～』を開催いたします。スイス・ドルナッハにあるシュタイナー思想の中心地「ゲーテアヌム」理事で農業専門家のユーリ・フルター氏、そして日本でプラネタリーヘルスを推進されている医師の桐村里紗氏のお二人をお招きし、教育・医学・農業の現場で活躍するパネリストの方々とともに、未来に向けて私たちに何ができるのかを考えます。地球と人間の健康を願う多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
開催概要
日時：2025年12月20日（土）10:00～17:00会場：東海大学渋谷キャンパス４号館５階 大講義室 ＆ オンライン配信（Zoom）
定員：会場300名／オンライン100名（後日 アーカイブ配信あり、視聴期間2ヶ月）
参加費：3,000円（税込）
申込期限：2025年12月18日（木）
お申込み (Peatix) ：https://mirai-art-steiner.peatix.com/
お申込み (Peatixご利用不可の方、現地参加・現金支払いの方のみ) ：https://forms.gle/fwSTMHRuW389SAKbA
登壇者からのメッセージ
ユーリ・フルター / Ueli Hurter
普遍アントロポゾフィー協会理事
ゲーテアヌム農業部門共同代表
WELEDA (ヴェレダ) 社取締役会役員地球のいのちは危機に瀕しています。土壌、飲み水、空気、気候は再生の速度を超えて消耗され、植物や動物、そして私たち人間 の健康も深刻な影響を受けています。では、どうすれば思考を転換し、新しい道へと歩み出せるでしょうか。いのちを、もう一度想像し直し、新しい理解に基づいて行 動を選び直すことが求められています。その答 えのひとつがバイオダイナミック農業です。農場を 「ひとつ の生きた有機体」として設計するという考え方に基づき、土壌の肥沃さを持続的に高め、農場全体に健やかな活力をもたらし、レジリエンスを育みます。そこで生まれる食べ物は質が高く、健康的です。この農法はルドルフ・シュタイナーの思想から始まり、100年以上にわたり研究・発展を続 け、今では世界各地で実践されています。バイオダイナミック農業は、プラネタリーヘルスを実現する ための確かな希望です。
桐村里紗 / Lisa Kirimura
医師・認定産業医
天籟株式会社代表取締役 医師
一般社団法人プラネタリーヘルスイニシアティブ代表理事AIが台頭する時代、私たちは生命を再定義し、人・社会・自然の関 係を根本から見直す必要があります。万物を貫く原理を軸にミクロ とマクロの宇宙論を統合するシュタイナーの視座は人と地球全体を一つのシステムとして捉えるプラネタリーヘルスとも深く響き合い ます。本講演が、新たな生命観から未来に紡ぐ文明を拓く契機とな ることを心より期待しています。
主催者・共催者からのコメント
入間カイ/ Kai Iruma日本ルドルフ・シュタイナー協会共同代表
シュタイナーは人間の活動の根本は芸術（アート）にあると考えていました。その意味でのアートとは、一人ひとりの「身体」を通して、日常と非日常、この世とあの世、精神と物質をつなぎ、自己と他者、異なる文化や立場の人々の出会いの中から、新しい現実を創造していくことです。人間を含むあらゆる生命と地球の未来が危ぶまれる今、ユーリ・フルターさんと桐村里紗さんを通して西方と東方の叡智が出会い、日本における農業、医療、教育の分野と触発し合って、未来に向かう新たな気づきと勇気がもたらされることを願っています。
山本百合子 / Yuriko Yamamoto
医療法人社団 山本記念会 すみれが丘ひだまりクリニック
宇宙への畏怖、生命と人間の尊厳・敬愛により構築される社会を目指して、百年前にシュタイナーは教育・医学・農業について提言と実践指導を始めました。今日、世界の危機的状況の中で、地球のいのち全体を視野に入れたプラネタリーヘルスとシュタイナーの実践が出会うことで、明日への新たな扉が開かれることを願って止みません。
プログラム
2025年12月20日（土）午前（10:00-12:30）
1.開会挨拶：入間カイ/ Kai Iruma（日本ルドルフ・シュタイナー協会共同代表）
「シュタイナーが示した未来のアート」
【司会】 岩崎晴江 / Harue Iwasaki （日本ルドルフ・シュタイナー協会設立準備会）
2.特別講演１. ユーリ・フルター / Ueli Hurter
「地球の未来に向けて、私たちはどう生きるか～バイオダイナミック農法の可能性～」
3.特別講演２. 桐村里紗 / Lisa Kirimura
「プラネタリーヘルスと生命の未来」
午後（13:30-17:00）
4.対談：ユーリ・フルター氏 × 桐村里紗氏
5.パネルディスカッション
【進行】 石川恒夫 / Tsuneo Ishikawa（日本ルドルフ・シュタイナー協会共同代表）
【パネリスト】
ユーリ・フルター / Ueli Hurter 桐村里紗 / Lisa Kirimura
中村真理子 / Mariko Nakamura（日本シュタイナー学校協会代表）
安達晴己 / Harumi Adachi（日本アントロポゾフィー医学の医師会代表）
假野祥子 / Yoshiko Kano（バイオダイナミック農業 ぽっこわぱ耕文舎）
6.質疑応答
7.閉会挨拶：山本百合子 / Yuriko Yamamoto （山本記念会 すみれが丘ひだまりクリニック 理事長）
会場参加者限定特典
・『アントロポゾフィー医学入門』（山本百合子著・新刊） 先着50名様にプレゼント※著者のご厚意により提供
・バイオダイナミック農業に取り組む農家の方々が育てられたハーブのプレゼント（予定）
※内容は当日ご案内します
登壇者プロフィール
ユーリ・フルター / Ueli Hurter普遍アントロポゾフィー協会理事
ゲーテアヌム農業部門共同代表
WELEDA（ヴェレダ）社取締役会役員
2010年よりゲーテアヌム農業部門共同代表、2020年より普遍アントロポゾフィー (一般人智学) 協会理事。2020年までバイオダイナミック農園「ロービエ」で活動し、その経営に携わる。2002年より国際バイオダイナミック協会(IBDA) 理事、2019年よりWELEDA／ヴェレダ社取締役会役員。2021年よりバイオダイナミック連盟Demeter International／デメター・インターナショナル (BFDI) 監査役。
桐村里紗 / Lisa Kirimura
医師・認定産業医
天籟株式会社代表取締役医師
一般社団法人プラネタリーヘルスイニシアティブ代表理事
愛媛大学医学部医学科卒。予防医療から終末期医療まで幅広く臨床経験を積んだのち、人が暮ら すことで人と地球が健康になる国際目標である「プラネタリーヘルス」を推進する。鳥取県「大山の流 域」と東京「丸の 内エリア」を拠点に都市とローカルの流域を結び、地球再生型経済圈の基盤づくり を行う。著書に、「腸と森の「土」を育てる微生物が健康にする人と環境」(光文社新書)他多数。主な メディア出演『ホンマでっか!? TV』(腸活評論家)他。
・一般社団法人プラネタリーヘルスイニシアティブ https://phi.or.jp/phi
・天籟株式会社 https://tenrai.co/
本イベントに関する問い合わせ先
日本ルドルフ・シュタイナー協会設立準備会E-Mail: anthrojpstartup@gmail.com
主催・共催・後援・協力団体
【主催】日本ルドルフ・シュタイナー協会設立準備会https://jrsa-web.jimdosite.com/
https://www.facebook.com/profile.php?id=61584148785337
【共催】医療法人社団 山本記念会 すみれが丘ひだまりクリニック
すみれが丘ひだまりクリニック は、アントロポゾフィー医学の国際認証機関 AnthroMed(R)
の認証を取得した専門クリニックです。診療・薬物療法・看護ケア・各種療法を組み合わせ
心身の調和を重視した統合的なケアを提供しています。
https://hidamari.yamamoto-kinen.or.jp/
【共催】東海大学国際学部
「国際学」とは世界の文化、社会、民族、言語についての学びです。 スタディツアーやプロ
ジェクトベースの参加型の学びを取り入れ、からだと心、頭を使って地球・人類レベルの感
覚を養うことを大切にしています。
https://www.u-tokai.ac.jp/ud-global-studies/
【後援】NPO法人 日本ホリスティック医学協会
日本ホリスティック医学協会は身体・心・生命が一体である人間 丸ごとをそのまま捉えて、
患者の自然治癒力の発現と自立を援助する医療者とそれに共鳴する人々による協会です。
https://www.holistic-medicine.or.jp
【協力】ぽっこわぱ耕文舎生産者グループ
ぽっこわぱ耕文舎生産者グループ(熊本県南阿蘇村、宮崎県日向市、群馬県渋川市)
天と地の間の農場で生命力のある良質な農産物を育てるため、ルドルフ・シュタイナーの「農業講座」を基にバイオダイナミック農法の実践に努めています。
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