50代からでも扁平尻が美尻に変わる体操とは?【驚きの80歳】元ミス日本代表・谷 玉惠さんが伝授
お尻をきゅっと引き上げるには、お尻そのものだけでなく、下から支える“太ももの筋肉”をしっかり使うことが大切です。そこで今回は、元ミス日本代表で、現在は健康運動指導士として活躍する谷玉惠さんに、50代60代からでも無理なく続けられて、うれしい変化が実感しやすい体操を教えていただきました。好評につきリバイバル配信です。
あまり歩かないとめりはりがないお尻に
日本人に多いタイプは「扁平尻(へんぺいじり)」です。のっぺりとして、めりはりのないお尻。太ももとお尻の境目もはっきりしません。O脚で骨盤が後傾ぎみの人や、デスクワークが続いたり、あまり歩かないので筋力が落ちた人などがなりやすいタイプのお尻です。
加齢とともにふえていくのが、ぽよんと下がった「垂れ尻」。加齢や運動不足、出産などが引き金となり、重力に逆らえず垂れたお尻。お尻のトップが下がることで骨盤が後傾し、歩くときに足が体よりも後ろにいかず、ひざを曲げたままペタペタ歩くようになっていくので、平らな地面でも転倒しやすくなってしまいます。
扁平尻も垂れ尻も、座りっぱなしの日常生活や加齢とともにやってきます。
お尻の老化を防いで、きれいなお尻を手に入れるには、骨盤を覆う2つの筋肉=大殿筋と中殿筋を鍛えることが大切。さらに、お尻を支える「ハムストリング」と、お尻に直接はくっついていませんが、間接的に骨盤を安定的に支えている「大腿四頭筋」を鍛えることも忘れないで!
今回は、お尻を下からサポートしている、ハムストリングと大腿四頭筋の体操を紹介していきましょう。
ひざの動きもラクになる「座ってもも上げ」
ハムストリングの柔軟性を高めます。
ハムストリングとは、股関節からひざ関節にかけて、太ももの後ろ側にはしる大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋を総称した筋肉のこと。大殿筋を支えるようについています。ひざ関節を曲げたり伸ばしたりする働きがあるほか、股関節を曲げたり伸ばしたりする働きもあります。
ひざの曲げ伸ばしは、ハムストリングと大腿四頭筋のバランスが大切です。ハムストリングの柔軟性を高めると、ひざの動きがラクになります。ハムストリングはお尻の筋肉に直結しているので、お尻を上げる効果ももちろんあります。
ギュッと押しつけるとつることがあります。つったら足首をそらせば解消します。
【4】左足のかかとを【2】の位置に戻します。
これを10回。右足も同様に、10回。
左右10回ずつを目安に行います。
