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【お金・投資】トップブロガー中道あんさんが50代でたどりついた「自分ひとり分だけでOK」という考え方

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ゆうゆうtime編集部

51歳のときにブログを書き始めて、2年後にAmeba公式トップブロガーになった中道あんさん。50代の日々のていねいな暮らしを綴って人気を集めています。60歳を目前に、「私は今後どういう生活をしたいのか」をじっくり考えたところ、出た答えは、自分のやりたいことに絞って働いて、足りない分はお金に働いてもらおう!というもの。日々の暮らしのヒントや、お金との向き合い方について、お話しいただきましょう。

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中道あんさん(著述家)
年齢:50代
同居家族:長男(30 代) ※次男(30代)、長女(20代)は独立
住まい:一軒家(持ち家)

私の家計管理|好きな仕事で稼ぎ、不足分はお金に働いてもらいます

40代後半で夫と別居し、55歳のときに会社員からフリーランスに転向しました。収入に上限のない自営業の世界ですが、年齢的にももうがむしゃらに働いて稼ぎたいという気持ちではありません。60歳を目前に控え、「私は今後どんな生活をしたいのか」についてじっくりと考えました。その結果、自分ひとりが食べていけるお金があればいいと気づいたのです。

もちろん多いに越したことはないのですが、使いきれないほどあっても私の幸福度はきっと変わらない。本当にやりたいことだけに絞って働き、自分自身でお金を生み出すということに充足感を得たいと思っています。それでも足りない分はお金にも働いてもらおうという考え。

だから積極的に投資をしているし、お金の話も堂々と人前でします。一般的にお金に不安を感じるのは、よりどころが銀行預金しかないから。仕事や投資など、細くてもいいからお金につながるパイプを何本も持っておけば、預貯金だけにしがみつかなくてもなんとかやっていけるのではないかと思っています。

人にはそれぞれお金の器があり、器以上のお金は入ってきません。器を大きくするには、いかに気持ちのいい使い方をするかにかかっていると思っています。

ただ貯めるのではなく、使うときは使う。そして使うことを損だと思わず、払えることに感謝することを心がけています。

日々の家計管理はマネーフォワードというアプリとエクセルの表を活用。細かい項目分けはしておらず、月末に資産が増えていればそれでよしとしています。

これからはワークライフバランスを大切に

暮らしを充実させるために仕事をする。そんなイメージで過ごしています。自営業はオンとオフの区切りを自分でつけなければなりません。イングリッシュコッカースパニエルの愛犬、ガクと過ごす時間も大切にしています。

支払いはほぼキャッシュレス。財布もバッグもサイズダウンしました

クレジットカードをメインに、ほぼキャッシュレスで支払いをすませています。ルイ・ヴィトンの財布は手のひらサイズでカードを5枚収納できるタイプ。財布がコンパクトになったことで、20年前に買ったお気に入りのミニバッグの出番も増えました。プライベードでは財布とスマホ、ハンカチと家の鍵だけで身軽に出かけています。

食の工夫

みつろうラップで使い捨てない工夫を

使い捨て商品は「便利を買う」というより「お金を捨てている」というのが私の考え。だからラップフィルムはほとんど買いません。野菜や果物の保存には、繰り返し使えるみつろうラップを愛用しています。

野菜の切れ端はぬか漬けにして食べきります

野菜をおいしく食べられるぬか漬けは大好物。毎日食べたいのに、買うと意外と高くつくので自分で作っています。マイぬか床は失敗することも多かったのですが、無印良品の発酵ぬかどこを使い始めてからは簡単においしく作れるように。中途半端に残った野菜も漬物にすれば立派な一品になり、食材を腐らせることなく使いきれます。

必須食材の肉や魚はふるさと納税かポイント払いで

節税がてら、返礼品は毎日の食事に欠かせない肉や魚を選択。昨年は北海道の秋鮭などが届きました。楽天市場を利用すればポイントも貯まって一石二鳥。貯めたポイントで冷凍の肉をまとめて購入することも多いです。ネットで注文すればスーパーに行く回数を減らすことができ、無駄遣いする機会もそのぶん減っていると思います。

家計のメリハリ

自分の価値を高めるための勉強代は惜しみません

お金に関しては、別居するまで何も考えずに生きてきました。それは夫という太いパイプがあったからこそできたことで、おひとりさまの今は、必要な知識を書籍や新聞から積極的に得るようにしています。

掃除は昔ながらの雑巾で。何年も使い倒します

掃除には使い捨て商品を使いません。食器拭きのびわこ布巾がクタクタになったらテーブル布巾に格下げし、その後は雑巾として活用。1枚を4年ほどかけて使い倒します。いいものを長く使うことがいちばんの節約です。

グリーンは買わずに育てて成長を楽しみます

観葉植物は心を癒してくれる欠かせない存在。いたわり、育てることが楽しみのひとつになっています。モンステラは廃棄処分されそうだった小さなものを育て、挿し木して増やしているので元手はほとんどかかっていません。

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