【ガーデニング】庭がもっと素敵になる。映える空間をつくる基本の5ポイントとは?
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光武俊子
大好きな花を庭やベランダに並べたら、それだけで楽しいけれど、なんだかサマにならないな~と思うことがありませんか。狭いベランダでも庭でもちょっとしたポイントを押さえたら、見映えのするシーンができあがります。お金をかけなくても、目指せ‟映える”庭!
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【ガーデニング】植えっぱなしで毎年楽しめる丈夫な[多年草10選]初夏をカラフルに彩る!Point1 草花を一列に並べるのはやめよう!
草花を植えるとき、つい花壇の手前から一列に花苗を植えていませんか?
公園の花壇では花をお行儀よく一列に並べて植える列植をしていたり、同じ色の同じ花でスペースを埋めているのを見ます。こうした植栽は「カーペット花壇」などと呼ばれ、広いスペースを花色で見せる効果はありますが、人工的で単調な印象を与えやすく狭いスペースには向きません。
草花は一列に植えないで、前後や左右にずらして植えましょう。同じ種類のものは集めて「島」のようなひと塊で植えてほかの草花と組み合わせると、ナチュラルな雰囲気になってまとまりが生まれます。列植と島植えの違いを見比べてみましょう。いかがですか?
Point2 植物のボリュームを見せる
どんなに美しい花でも、ひょろっと1本だけ咲いていると見映えがしにくいものです。よく園芸店やガーデナーさんから言われるのは、「少なくとも3株ずつ植えてください」ということ。数株まとめて植えたり、大株に育てることで、その草花本来の美しさが際立ちます。
鉢植えでも1株ずつ植えた鉢をセンスよく組み合わせるのはちょっと難しいけれど、数株をまとめて植えた大鉢はそれだけで存在感が出ます。限られたスペースでいろいろな草花を育てたいと思いがちですが、見映えにこだわるなら選び抜いた1種類を大鉢や花壇に数株ずつ植えて、インパクトを演出しましょう。
Point3 植栽スペースを区切るのが大事
庭では同じ種類の草花を何株かまとめた島を組み合わせることで、スペースを埋めて構成します。ただ、何の制限もなく島をつなげていくと、あとでメンテナンスに入りにくかったり、奥の花が見えにくかったりしがちです。そこで、大事なのが小道をつくること!
小道をつくることで、植栽を見る位置や方向が定まります。小道から見て手前に草丈の低いもの~奥に高いものと植えていけば、立体感や奥行きが出ます。どこからどこまでを植栽すればよいかも明確になり、雑然とした庭に‟きちんと感”が出るのです。