収納は美しくなくていい! 人気ブロガーmocaさんが教える【かけるだけ・入れるだけ・置くだけ収納】でストレスがなくなった!
1日3分、3週間で、片付けられる人になる「お片付けノート」を考案した整理収納アドバイザーmoca(モカ)さん。最終回の第5回は、収納テクニックを教わりましょう。きれいに収納できたー!と満足していませんか? 「美しい収納が、片付けやすい収納とは限りません」とmocaさん。片付けやすい=「戻しやすい収納」を目指しましょう!
「使いやすくしまう」が収納の基本
「収納」という漢字は、「収める+納める」と書きますよね。個人的には、なんだか誤解しやすい字面だなと感じます。ものをしまい込むイメージに直結しちゃうから。
暮らしの中の収納は、使わないものをしまい込んで保管するのではなく、使うものを使いやすくしまうことで、片付きやすい家になります。取り出しやすく、しまいやすいと、部屋が散らかりにくいし、ものを探す時間も省けるんです。
とにかく整理ファースト!
本当によく聞くのが「収納用品と収納テクニックは不要!」という言葉です。
お片付けノートを実践していると、この真意に気づくと思います。どんどんものが減っていくので、収納用品がなくても困らなくなる。そのうち収納用品そのものが不要品に見える日が必ず来ます。
小物入れやファイルケース、カゴ類から始まり、ハンガーや衣装ケースも「不要」となった時は、片付けのステージも上がったと言うことです。空きスペースにちゃんとものが収まっていくことを目にすることで、知識として「知っている」から「わかる!」に変化していきます。
そう、収納用品もテクニックもマストではない。とにかく「整理ファースト!」です。今日から収納用品は絶対に買わないでくださいね(笑)
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「戻しやすい収納」が基本
人は、絶対に必要で使いたいものであれば、多少手間がかかっても取り出すことはできます。問題は、使い終わった時に簡単に戻せるかどうかです。
たとえ見た目がキレイでも、戻すのに手間がかかるような収納方法だと、出しっぱなしや使いっぱなしになりやすいと思いませんか?
たとえば、トップスをコーディネートする時に、洋服を1枚1枚たたんで入れたタンスから3枚取り出した後、選ばなかった2枚はどうしますか? たたんで戻すのが面倒で、そのへんに置いてしまう……なんて覚えはないでしょうか。私は、あります(笑)。
きれいにたたんで戻すのが好きだったり、苦にならない人はよしとして、私のように、面倒くさがりの人は、手間をかけずに片付く収納にすれば解決します。
私は、「たたみ」が必要なタンス収納をやめて、洋服はすべてハンガー収納に切り替えました。小さめの引き出し収納には、たたまなくていいパジャマが3セット、軽くクルクルッとまとめて入れます。
下着と靴下は、引き出しに仕切りを作り、そこにポンポン入れるだけにしたら、片付ける時もすぐに戻せるようになりました。見た目をキレイに収めることより、簡単に戻せるかどうかの仕組み作りが大切です。