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緑茶は食事のとき【どのタイミングで飲む】とダイエットにいい? 医師が語る、その理由とは

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栗原毅

緑茶が体にいい、緑茶はカテキンという優れた成分を含んでいる、という話は耳にしたことがありますよね。では、緑茶の飲み方によって、さらに効果が高まるというのは? 栗原クリニック院長の栗原毅先生に教えていただきましょう。後半は、高カカオチョコレートが脂肪を減らすという話です。

食前、食中に緑茶を飲むと脂肪が減る

「緑茶の渋み成分はカテキン(茶カテキン)と呼ばれるポリフェノールの一種。カテキンには脂肪を減らす働きがあるので、食事とともにとることをおすすめします」と、栗原先生。

カテキンの脂肪を減らす効果を明らかにした研究があります。
「この研究によると、内臓脂肪はもちろん、落ちにくい皮下脂肪も減ることがわかりました」というのは、やせたい人にとってはうれしい話ですね。

「さらにカテキンをとりながら運動すると、脂肪燃焼効果がさらに高まることも明らかにされました」

研究で行われた運動とは、「週3回、時速5kmの速さで30分間、屋内ウオーキングを行う器具で歩行してもらった」というもの。マチュア世代なら、このくらいの運動であればそれほど無理をしなくてもできるのではないでしょうか。

そして、カテキンの飲み方もポイントだそうです。

「カテキンは食物繊維と同じように、食前に飲むことで食後血糖値の上昇を抑える効果があります。ですから、食前に1杯飲むのはもちろん、最後の主食(糖質)をとる前にも1杯飲むとよいでしょう」

さらに、緑茶のいれ方もテクニックがあります。

「カテキンは高温で抽出されやすいので、熱いお湯で入れてください。苦味が強くなりますが、そのぶん、カテキンの脂肪燃焼効果も高くなります」

これからは、食前、食中に緑茶を飲んで、ダイエットに役立てたいですね。

また、「市販のペットボトル入りのお茶でもかまいません」というのも手軽でうれしいところ。最近は、高濃度カテキンをうたったお茶も販売されています。外でお弁当を食べるときなど、こうしたお茶を利用するとよいでしょう。

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