「50代では絶対にしないで」ファイナンシャルプランナーが解説する老後資金の貯め方
70代の医療費と介護費は?
Q 老齢期の医療費と介護費に いくら取りおく?
A 医療費と介護費で800万円程度が目安
医療費は高額療養費制度が使えますが、入院時の食事代や日用品代、先進医療費などは自己負担。介護費は初期費用74万円、介護にかかる期間は5年1カ月、介護費用は月8・3万円とのデータがあります(※)。
貯蓄で備えるなら、医療費と介護費で合わせて800万円程度が目安になるでしょう。
※生命保険文化センター調べ(2021年度)
70代の終活NGは?
コレはやらないで!「葬儀や墓の準備を子どもにおまかせ」
どんな葬儀がしたいか、お墓はどうするか、何も決めないまま亡くなると、残された家族間でトラブルが起こる原因に。そのときどきの希望を子どもたちにバラバラに伝えていたことで、兄弟姉妹がケンカになるケースも。
葬儀の形式や知らせてほしい人など自分の考えをまとめてエンディングノートに書いておけば、子どもたちもスムーズに手続きができます。
葬儀や死後事務を頼む人がいない場合は、弁護士や行政書士などに依頼して、死後事務委任契約を結んでおきましょう。
※税制などは、2022年10月末現在のものです。
※この記事は「ゆうゆう」2023年1月号(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※この記事は2024年7月25日に文章構成を変更しました。
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ファイナンシャル・プランナー
井戸美枝
いど・みえ●井戸美枝事務所代表。ファイナンシャル・プランナー、社会保険労務士として相談業務、講演、執筆活動を行う。『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください! 増補改訂版』(日経BP)など著書多数。
いど・みえ●井戸美枝事務所代表。ファイナンシャル・プランナー、社会保険労務士として相談業務、講演、執筆活動を行う。『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください! 増補改訂版』(日経BP)など著書多数。