首のイボ、皮膚科と美容医療クリニックどちらに行けばいい?【美容医療の今さら聞けないQ&A】
超ビギナーのための美容医療クリニックのレクチャー、最終回は、よくある質問に答えるQ&A集です。「マチュア世代におすすめの施術は?」「ダーマペンってどうなの?」「美容医療クリニックとつきあう賢い方法は」など。上原恵理先生が院長を務めるTHE ONE.のトップドクターのひとり、廣瀬雅史さんに伺いました。
目次
Q 最近、首に小さなイボがポツポツとできました。一般の皮膚科に行くべきですか? それとも美容医療クリニックのほうがいいのでしょうか?
A 加齢でイボができたり、ホクロが増えたりします。保険診療でも取れますが、きれいに取りたいなら美容医療クリニックに相談してみるとよいでしょう。
日焼けによるダメージが蓄積することなどが原因で、年を重ねてからイボができる、ほくろの数が増える、大きくなる人も珍しくありません。とくに首のイボは、ナイロンタオルやブラシでゴシゴシこするなどの刺激のせいできている可能性が高いでしょう。
イボやホクロは一般皮膚科の保険診療で取ることができます。ただし保険で行える治療方法は限定されていて、きれいに取れる場合もあれば、あとが残ったりする場合もあります。イボやホクロが目立つ位置にあって、きれいに取りたい、自費診療でもよいのであれば美容医療クリニックに相談するとよいでしょう。
同様に、保険での治療、美容医療クリニックでの自費の治療が選べる代表的なトラブルに眼瞼下垂があります。簡単に治療の違いを説明すると、眼科で行う保険適応での手術は見えにくさ、まぶたの開けにくさなど「機能を改善する」ことが目的になります。見え方は改善するものの、二重幅をどのようにするか相談したり、まぶたのたるみを改善したりすることはできません。
「手術をするのなら、機能改善だけでなく、見た目もよりきれいにしたい」と考える方、「下がったまぶたを上げるときに、これぐらいの二重幅にしたい」「こんな目元にしたい」という希望がある場合は、「機能を改善する」+「見た目をより美しく整える」ことを目的に自費診療で手術をする美容医療クリニックに相談してみるとよいでしょう。