中目黒のフラワーショップ「farver」オーナーの自宅。グリーンと生花のミックスで家じゅうを彩る【インテリア】
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ゆうゆうtime編集部
常に花や植物と接するショップの人たちは、自宅のディスプレイや花器選びにも大きなこだわりがあるはず! 中目黒のフラワーショップ「farver」の渡辺さんご夫妻に、暮らしぶりを見せていただきました。グリーンと生花のバランス、花の飾り方、花器の置き方など、参考にしたい写真満載です。
farver(ファーヴァ)
渡辺礼人さん 安樹子さん
東京・中目黒に店舗を構えるフラワーショップ。「ファッションとしての花」がコンセプト。2010年、中目黒のカフェの一角で花屋をオープンさせたのが始まり。
https://farver.jp/
@farver_conduit_official
farverはショップを拠点に、ブライダルなどの空間スタイリング、ワークショップ、商品開発など幅広く活動中。
自宅は礼人さんが設計・間取りにこだわった2階建ての一軒家で、リビングやバルコニーは採光を重視して2階に。7歳の娘さん、愛犬とともに暮らしています。
自分らしい花を選んでほしいから、接客はカウンセリング型です
入り口にあるのは、切り花とfarverのロゴだけ。花屋にはとても見えない外観で、中にもキーパーと呼ばれる花用冷蔵庫はありません。
「服を選ぶように、その人の暮らしに溶け込む花を提案したいと考えているんです。だから内装はショップというより家のような空間に。部屋をイメージできるようにしました」と話す、ディレクターの礼人さん。接客も独特で、ありきたりな花束は作りません。贈りたい相手の年齢、身長、髪型などを細かく質問し、その人らしい花束を作り上げていくスタイルです。
「自宅用なら、〝最初に目についた花が、今あなたが欲しいものですよ〞と伝えています。お任せではなく、自分で選ぶという体験もしてほしいんです」
コロナ禍ではブライダルやイベント装飾などの仕事が激減。でも店へ花を買いに来る人はかなり多かったそう。
「人は花からパワーやエネルギーをもらっているんだと改めて感じましたね。自由に外出できなくても、花が季節の移り変わりを教えてくれます。香りを楽しめるのも生花の特権です」。産地や生産業者を訪ねて回るようになってからは、以前にも増して植物が好きになったという礼人さん。
「生産者が丹精込めて作った美しい花を、多くの人に愛でてもらうのが花屋の仕事です。今後も花を飾ることが生活の一部としてもっともっと定着してほしい。そう強く願っています」