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きれいな花を咲かせるために、冬の土づくりから始めよう【ガーデニング】カチカチの土をふかふかに!

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光武俊子

「庭づくり=土づくり」と言われるほど、きれいな花の咲く庭をつくるには、土づくりが大切です。ダメダメな土にいくら苗を植えつけても、植物本来の魅力は引き出せません。きれいな花をたくさん咲かせるために、冬のうちに土づくりを始めましょう。

いままで放っておいた庭の土を見直そう!

きれいな花は好きだけど、庭の土なんて興味がないという方も多いと思います。けれど、土は植物の体を支え、養分や水分を与え、急激な温度変化などから守る存在。ほんの少し土が変わるだけで、植物はいきいきして花数がふえ、ガーデニングの手間まで変わってくるから驚きです。

庭の土をシャベルで掘ろうと思ったら、意外なほど硬くて掘れなかったという経験がありませんか。草取りでも根っこが抜けずに、ちぎれてしまうとか。そのような土は、土の粒子のすき間がなくなった状態で、植物を植えても根がよく伸びません。

植物にとって快適な「ふかふかの土」は、団粒構造といって土の粒子がしっかりして、粒子のすき間に水や空気がよく通ります。団粒構造は、土壌の微生物が落ち葉などを分解してつくる腐植質(ふしょくしつ)によって生まれます。例えば、雑木林では落ち葉が分解されて腐植質となり、踏むと「ふかふかの土」になっています。

すっかり硬くなってしまった庭土も掘り起こして新鮮な空気を入れ、腐植質を与えれば、植物が育ちやすい快適なベッドになるので、ぜひ挑戦してみましょう!

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天地返しができなくても大丈夫!

硬くなった土を掘り起こし、土の上下を入れ替える作業を「天地返し」といいます。それまで空気に触れてなかった土を空気や日光にさらすことで病害虫の防除になり、酸素を好む微生物が活性化。そこに腐植質を多くふくむ腐葉土(※1)や牛フン堆肥(※2)などを入れることで、団粒構造が形成され、庭土はふかふかになっていきます。

でも、大きなスコップで作業できるほど広い花壇ではないとか、すでにいろいろな植物が植えられているから掘り起こせない場合もあります。そもそも天地返しなんてマチュア世代にとっては難しい!という声も聞こえてきそうです。

そんな場合は掘り起こさずに、腐葉土や牛フン堆肥を庭にまくだけでも大丈夫! 表土が見えないくらい厚く腐葉土を敷き詰めることで、腐植質が土に働きかけます。毎年繰り返すことで、硬かった庭土が変化。土がふかふかになると、雑草も簡単に抜けてラクラクです。

PICK UP 編集部ピックアップ

マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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