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「どうする家康」第4回の登場人物の年齢。お市の方(北川景子)はまだ10代⁉ 家康、信長、秀吉は?

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鷹橋 忍

3歳のときに生き別れた母・於大の方

於大の方は、水野妙茂の娘です。
天文8年(1539)頃に松平家の当主となった、飯田基祐さんが演じた松平広忠(家康の父)は、藤岡弘さんが演じる織田信秀(信長の父)の侵攻に対抗するため、妙茂と同盟を結び、広忠は妙茂の娘である於大の方と結婚しました。於大の方は14歳だったといわれます。

二人の間に誕生したのが、家康です。
ところが、両家の関係が悪化し、同盟は破棄されました。
於大の方は離縁され、実家先に戻りました。

徳川氏創業時代の事績を記した『松平記』、徳川家康・秀忠・家光の三代に仕えた大久保彦左衛門忠教が著した『三河物語』の双方に、家康が3歳のときのことだと記されています。
家康は幼くして、生母と引き離されたのです。

竹千代(家康の幼名)の像(写真提供:岡崎市)

於大の方のその後は?

離縁後、於大の方はどうなったのでしょうか。
その後、於大の方は緒川水野氏と同盟を結んでいた坂部城(愛知県阿久比町 阿久比城とも)の久松長家(系譜類では俊勝)に再嫁し、阿久比の地で15年間を過ごしました。

慰問の品を送るなど、家康への連絡は絶やすことはなかったといいます(愛知県知多郡阿久比町ホームページより)。

於大の方と久松長家の子である康元、勝俊、定勝の兄弟は、のちに家康から松平の名字を授与され、新たな松平一族となるのです。

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