50代からの【女性の薄毛の悩み】クリニックではどんな治療が受けられる? 内服薬・外用薬の効果は?
点滴=末端である髪に栄養が届くように、体調を整える
発毛を促す成分などを体内に入れるのではなく、体調不良のとき、新型コロナウイルス感染症後の体調のリカバリー(※新型コロナウイルスに感染後、抜け毛が増える人も少なくありません)のため、体に必要な栄養成分を点滴で補給するケースもあります。食事で摂った栄養はまず生命維持に必要な内臓や筋肉などで使われます。髪やつめなどの末端に栄養が届くのは最後になるため、十二分な栄養補給という意味で点滴を行うことがあるのです。
最低6カ月は治療を続けたい。だらだらと薬を使うのではなく、経過観察も大切です
内服薬であれ外用薬であれ、最低6カ月は治療を続けないと効果が期待できそうかどうか判断できません。ちなみにクレアージュ エイジングケアクリニックでは6~7カ月治療を継続すると、80%の人は何らかの効果を実感しているそうです。
6カ月という治療期間はあくまでも一般的な目安ですが、その6カ月間、漠然と内服薬を飲み続ける、外用薬を塗り続けていればいいというわけではありません。
その治療法が合っているかどうか、副作用は出ていないか。その時々の体調や頭皮の状態などを診て、薬を継続していいのか、変えたほうがいいのかなどを判断するため、1カ月に1回は受診して頭皮や髪の状態を医師に確認してもらうのが理想です。
理想は毎月の通院ですが、仕事や介護などの理由で「月に1回の通院は難しい」という方もいるでしょう。外出が難しい方や都合がつかない方は、電話診療やオンライン診療も組み合わせながら、負担なく治療を続けてください。そこでその治療で効果が得られたと実感できれば、医師と相談のうえ、徐々に2~3カ月に1回、半年に1回と通院間隔をあけてもよいでしょう。
次回は薄毛を進行させないためのヘアケアについてご説明します。
クレアージュ エイジングケアクリニック 総院長
浜中聡子
医学博士。
国際アンチエイジング医学会(WOSSAM)専門医、米国抗加齢医学会(A4M)専門医、 米国先端医療学会(ACAM)専門医などの資格を取得。 発毛治療のほかに、頭髪に関する悩み(抜け毛・薄毛・白髪など)から更年期・女性ホルモンなどを専門として女性が抱える悩みに寄り添い、精神と身体の両面からケアする懇切丁寧な診療で多くの女性から高い支持を得ている。
医学博士。
国際アンチエイジング医学会(WOSSAM)専門医、米国抗加齢医学会(A4M)専門医、 米国先端医療学会(ACAM)専門医などの資格を取得。 発毛治療のほかに、頭髪に関する悩み(抜け毛・薄毛・白髪など)から更年期・女性ホルモンなどを専門として女性が抱える悩みに寄り添い、精神と身体の両面からケアする懇切丁寧な診療で多くの女性から高い支持を得ている。