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【ホジュン】ジュンとドジの因縁がこれでもかと絡み合う、波乱万丈の48〜59話[韓国ドラマ]

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藤岡眞澄

テレビ東京で放送中(月〜金 8時15分 全68話)の「ホジュン〜伝説の心医〜」は、2013年に韓国MBCで放送された歴史エンタメドラマ。朝鮮王朝時代に実在した名医の波乱万丈な生涯を描きます。これでもかという困難を乗り越えていくホ・ジュン。今回は、48〜59話のレビューをお届けします。(U-NEXT、FOD、Amazon Prime Video では全135話で配信中)
※ネタバレを含みます

▼前回はこちら▼

>>韓国ドラマ【ホジュン】ダヒ(パク・ウンビン)との神回から、“寸止め”3回の緊迫シーンまで見どころ満載!38〜47話レビュー

ジュンのラッキーボーイっぷりも負けてはいない

ホ・ジュン(キム・ジュヒョク)とユ・ドジ(ナムグン・ミン)の因縁がこれでもかと絡み合う、波乱万丈の48~59話。名シーンの数々をお見逃しなく。

疫病収束の功績を認めた王から、第一側室・恭嬪の息子たちの侍医就任を命じられたジュン。だが、過去に犯した“密貿易”と“両班との身分違いの結婚”の消せない罪は、内医院にも知れ渡る。

「医者として罪を償わせてほしい」という訴えも、「私たちは愛し合っています」という妻ダヒ(パク・ウンビン)の叫びも空しく、投獄される2人。

一方、左遷先の明から帰国したドジは第二側室・仁嬪の兄に取り入り、仁嬪を男子懐妊に導くよう頼まれる。王の気持ちが仁嬪に傾いていることにつけ込むドジに、抜かりはない。

世子(次の王)選びを巡る「恭嬪派vs.仁嬪派」バトルは、「ジュンvs.ドジ」の出世争いの様相を呈してきた。

牢にジュンを訪ね、「気を長く持て」と励ます振りをしながら、「お前の人生は終わりだが、私の人生はこれからだ」と心でほくそ笑むドジ。たぎる“野心”を能面のような顔で覆い隠すのだから恐ろしい。

だが、数々のピンチをくぐり抜け、出世してきたジュンのラッキーボーイっぷりも負けてはいない。いい意味で、“無欲”の恐ろしさだ。

ジュンは罪人でありながらその腕を見込まれ、真心痛(狭心症)に苦しむ恭嬪を救い、王に赦免される。恭嬪の侍医にも命じられた。

牢から出されたジュンとダヒ。2人揃って王がいる宮殿の方角に向き直り、クンジョル(丁寧なお辞儀)でお礼する姿が神々しい。

一方、仁嬪の懐妊により侍医となり、男児誕生の幸運にも恵まれたドジ。ジュンの不在中、2人の男児がいる恭嬪にドジが施した不適切な処置を、寸手のところで阻止するジュン……。

ドジのジュンに対する恨みの執念は、もはや医者としての良心を失わせていた。父ウィテの“心医”の教えはどこへやら、だ。

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