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自信を持ってお金を使えるようになるには?【お金の整え方】をエッセイスト柳沢小実さんに聞いた

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柳沢小実

【備え】無駄になってもかまわない安心感を備えています

消火器や防災用品など、もしもの備えは念入りにしています。

このカテゴリは、お金がかかるというよりはむしろ、調べたり揃えたりする手間のほうがかかるので、面倒がったり後回しにしないようにしたい。防災の日や災害のニュースを見たタイミングで、備えや備蓄を見直しています。

一軒家になってからの変化は、これまで持っていなかった消火器を備えるようになったこと。以前は小さいスプレー缶タイプを置いていて、幸いなことに使わないまま使用期限の5年がきたため買い替え。今回は、大きめの消火器を選んで、同じものを実家の両親にも贈りました。赤は目立つけれど同時に恐怖心を感じていたので、インテリアにもなじむ白にしてみました。

また、電車で外出する際には防災用ポーチ(中身は100円ショップで揃えました)をバッグに入れておき、家の鍵には金属製のホイッスル(ネットショップで300円くらい。非常時に声を出す代わりに使います)もつけています。

そして、数年前から構想を練っていた「わが家の重要ファイル」も、やっと完成しました。これは、病院・年金・保険などの情報をまとめたもので、健康保険証や病院の診察券、おくすり手帳、マイナンバーカード、年金手帳や年金関係の郵便物、生命保険の詳細、親戚や友人の連絡先などもすべて入れているので、なにかあったらこれを持ち出すつもりです。

もしものときにも役立つ「わが家の重要ファイル」

家族間での情報の共有は、しておいて損はない。気が動転しているときに、必要な情報が見つからないということがないように、暮らし関連の重要なものを、1冊のファイルにまとめました。普段からとても役立っています。

もしもの備えも予算やデザインは妥協せず

お洒落なライフスタイル系ショップで白い消火器を見つけましたが、それは倍近い価格で明らかに予算オーバー。ネットショップで予算に合うものを購入しました。少し割高でしたが、キッチンに5年間も置いておくので、白に決定。

【寄付】人のためにできることはあるか、考えられるようになりました

助け合い、支え合って、できる人がやろう。40代になって、まわりの人や次の世代のためになにができるか、考えるようになりました。

実は、直接的には推しがきっかけです。外国の俳優さんで、ずっと年下なのに日頃から社会貢献に熱心で、「自分にプレゼントをくれたりするよりも、その分で困っている人に寄付してほしい」と呼びかけて、環境問題や動物のケアに取り組む団体の情報をシェアしています。〝みんなで幸せになろう〞という姿勢に強く共感しました。

それまで私も、ポイントやマイルで寄付ができる場合や、災害時、年末などにも細々と寄付をしていましたが、あらためてじっくり調べて、昨年は日本の未来を担う、東大の光量子コンピューターの研究を支援しました。

ほんの数年前まで、将来が不安で仕方なかった私が、人のことも考えられるようになったのは、自分自身の暮らしの土台が整いつつあるからです。お金についても、そう。毎回、使う理由と使わない理由を言語化して、むやみに散財せずにお金を大切にするようになったら、使いたいときには自信をもって使えるようになりました。

お金を整えるのはまだまだ完璧には程遠く、道のりの半ばですが、この気持ちの変化が、私が得られた最も大きなことです。


※この記事は『私らしい暮らしとお金の整え方』柳沢小実著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。


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