「お金を使うときに自身が持てる」柳沢小実さん流・家計管理の仕方
たくさんの趣味をもち、常に支出が高止まりという、人気エッセイストの柳沢小実さん。カフェ利用を減らして、自宅用にお茶を揃えたりと試行錯誤中です。お金を“整える”ようになってからは、「お金を使いたいときには自信をもって使えるようになった」そう。柳沢さんにその極意をうかがいます。
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自信を持ってお金を使えるようになるには?【お金の整え方】をエッセイスト柳沢小実さんに聞いてみた
目次
【趣味と学び】予算配分は、仕事につながるか単なる趣味かで判断して
料理、語学、中国茶。私は趣味のために生きているようなもので、常に支出は高止まり。正直、頭が痛いカテゴリです。
趣味や学び、自分磨きは「仕事に直結するならばお金をかけてよく、楽しみのためであればほどほどに」と聞いて、それを支出の判断基準としていますが、なかなか削るのはむずかしい。お金を整えた時期に習い事の数も大幅に絞って家計が健全化しましたが、コロナ禍の2年間でオンラインレッスンを実施するところも増えて、また膨らんでしまいました。
語学は大学の聴講生と語学学校(オンライン授業が終了したら卒業予定)、中国茶と金継ぎも継続。さらに、春から念願のフラワーアレンジメント教室に通いはじめて、完全に予算超過しています。代わりに、2年続けていたお花のサブスクを休止してその分をレッスン費用にまわし、なんとかやりくりしたいところ。それでも、さすがに数も金額も多すぎなのは、自分でもわかっています。仕事ではなくてあくまでも趣味なので、見直さなくちゃですね。
そしてもちろん、本代とサブスクの料金もすごく多いのです。本は職業柄削りたくないし、サブスクは利用頻度が低くなったものは退会するようにしていますが、それでもなかなか。あぁ、どうしましょう。
お花とのつき合い方はサブスクからお教室に
2年間のサブスクを経て、もっと素敵にお花を生けられたらと、以前取材でお会いしたことのある、憧れの先生のお教室に入りました。お花はレッスン代に加えて花材代もかかるため、サブスクはしばらくお休みします。
仕事道具でもあるので予算は設けず
本や雑誌を読むのが、なによりの楽しみです。それが高じてこの仕事をできているので、予算の制限はしていません。最近は海外の建築や文化に関する本を買っています。内容の濃さと信頼度は、何ものにも代えがたい。
毎日の暮らしに寄り添う中国茶
かれこれ数年続けている中国茶のレッスン。一生かけてゆるゆる続けていきたい趣味のひとつです。レッスンは月1回。素敵な道具が多いため増やしたくなりますが、それをぐっとこらえて、支出を調整しています。