ホスピタリティの行き届いた最高級の韓屋ホテルで、とびきりの思い出を

床にはオンドル（床断熱）が入り、庭を眺めながら軒先でのんびりできる韓国らしい住居・韓屋。韓国ドラマを見ていると時々出てきて、そこでキムチを漬けたりお酒を飲んだり、ワイワイ楽しそうにしていますが、そんな韓屋でステイできるのはとても有意義なことです。

今までも韓屋のホテルはありましたが、あまり手入れがされていない、ゲストハウスのようなホテルばかりで、正直なところ宿泊する気持ちになれませんでした。けれど、ここは満を持してオープンした高級ホテル。1泊55万Ｗ～とややお値段はしますが、4人で泊まれば1人あたり13万7500Ｗ。

新羅やロッテなどの高級ホテルに宿泊するのもいいですが、たまには韓国ならではの韓屋を選んでみてはいかがでしょう。

現在3棟ある韓屋ホテルのなかでも最高級のブルージェ（1泊132万W～、基本は6名、最大8人まで宿泊可）。1920年代の建物の構造を活かした造りで、当時は統治下だったため、日本の窓枠などもそのまま使われています。「日本と韓国のコラボレーションのような建物を、ぜひ体感してほしい」という思いから作られたそう。名前の由来は、屋根瓦が青瓦台の青い屋根瓦と同じときに作られたことから。

ブルージェの寝室から浴槽を見て。客室には庭を眺められる浴槽のほか、コーヒーマシンやIHクッキングヒーター、オーブン、調理器具などもそろっています。韓国といったら出前なので、チキンなど、思い思いの韓国料理を頼んでホテルで食べるのもGOOD！ 注文が難しい場合は、フロントに尋ねてみて。

こちらは1泊60万W～のヒロジェ。ソウル市が指定する優秀韓屋にもなっている、特別な韓屋をホテルにリノベーションしました。韓国の作家ものの家具やアートがインテリアに溶け込んでいて、気に入った作品はその場でオーダーすることができます。

韓屋のなかに洞窟のような、神秘的な個室があるヒドゥンジェ（1泊55万W～）。戦時中、防空壕として使われていたもので、ここで聞く音楽は特別なんだとか。

離れのように、北村にある韓屋を1軒ずつリノベーションしたホテル・ノスタルジア。今後また2棟増える予定で、全部で5棟ある韓屋ホテルから、好みのインテリアやサイズで選ぶことができます。北村にあるので、明洞や東大門、三清洞など市内へのアクセスも至便。韓国人も憧れる韓屋ホテルで、贅沢なひとときを過ごしてみては。

（DATA）
ノスタルジア
노스텔지어
ソウル特別市 鍾路区 北村路8キル 1
0507-1354-3666
アクセス：安国駅2番出口から徒歩7分