近視の人が老眼になったら、するべきことは? 老眼鏡とサングラスがひとつになったおしゃれなレンズも!
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植田晴美
生活シーンに合わせ、複数を使い分けるのが理想
遠近両用の累進屈折力レンズにもさまざまなタイプがあり、それぞれよく見える範囲が異なります(第4回の記事を参照ください)。
手元がぼやけて困る人に、おすすめの遠近両用レンズとは? 視力やライフスタイルに合わせた老眼鏡の選び方
「どんなときに、何をしっかり見たいのか」
老眼鏡を購入するときは、自分の希望を細かく伝えて、ライフスタイルに合ったものを選ぶことが大事です。
ただ残念ながら、「自分のライフスタイルに合った老眼鏡を1個買えば、それで全て解決」というわけにはいきません。「自分に合った老眼鏡1個でOK」なのは、老眼の程度が軽いうちの話。加齢とともに老眼が進んできたら、たとえば「運転用はこれ」「室内用はこれ」など複数の眼鏡を使い分けたほうが、快適かつ安心でしょう。
機能レンズで、より快適&おしゃれな老眼鏡ライフ
また昔と違って、老眼鏡として使えるメガネレンズの種類も豊富になりました。たとえば、室内ではほぼ無色透明なのに、屋外に出ると太陽光や紫外線に反応して色がつくレンズ(調光レンズ)があるのをご存じでしょうか。
このレンズであればシチュエーションによって色が変わるため、ずっとかけていても見え方が自然です。レンズのカラーもグレー、パープル、ブラウン、ブルーなどがあり、好みで色の種類が選べます。
※カラー濃度は紫外線量や気温によって発色の程度が異なりますので眼鏡店でよく特長を聞いてみてくださいね。
老眼が進んでくると、まぶしさを感じやすくなる方もいます。
「サングラスをかけたほうがラクな気がするけれど、老眼鏡とサングラスと2つ持って外出するのは面倒」
「サングラスをかけるのは、ちょっと抵抗がある」
という人はぜひ眼鏡店で相談してみるとよいでしょう。
教えてくれたのは
近藤真紀さん
光学機器メーカーHOYAのメガネレンズ部門 商品部プロモーション企画に所属。メガネで毎日を快適にしてもらいたい想いを込め、全国の眼鏡店向けの販促物提供や消費者向けにメガネレンズの情報配信などを担当している。
両国眼科クリニック院長
岩崎美紀
1990年、東京女子医科大学卒業後、同大学眼科学教室に入局。済生会川口総合病院、朝霞台中央病院に勤務した後、2000年に東京女子医科大学眼科教室助手となる。六本木ヒルズクリニック創設時より眼科医長を務め、2012年より両国眼科クリニック院長に就任。
1990年、東京女子医科大学卒業後、同大学眼科学教室に入局。済生会川口総合病院、朝霞台中央病院に勤務した後、2000年に東京女子医科大学眼科教室助手となる。六本木ヒルズクリニック創設時より眼科医長を務め、2012年より両国眼科クリニック院長に就任。
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