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【ガーデニング】初夏から晩秋まで咲き続ける。手間なくキレイに一年草を楽しむ

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光武俊子

花壇の縁取りや寄せ植えに重宝【ポーチュラカ】

株張り:20~30㎝

多肉質の茎葉に、ぱっちり開くかわいらしい花を咲かせます。草丈低く、這うように広がるので、グラウンドカバー

グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。

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寄せ植え

寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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に使いやすいものです。花色は濃いピンクや黄色にオレンジなどと鮮やか。暑さや乾燥に強いものの寒さに弱いので地植え

地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

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では一年草

一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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扱い。

風に揺れる花穂が涼やかな雰囲気【ブルーサルビア】

草丈:40~60㎝

店頭ではブルーサルビアと呼ばれますが、本来の名前はサルビア・ファリナセア。花色も青だけでなく白もあるのがややこしい(笑)。ビタミンカラーの花が多い夏の庭に涼感をもたらす花色です。寒さに弱い多年草

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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なので秋には枯れますが、初夏から晩秋まで長く開花。

カラフル&フサフサの花穂が人気【ケイトウ(セロシア)】

草丈:10~60㎝

ケイトウといえば、鶏のトサカのような花形を思い浮かべる世代もありますが、近年はフサフサの羽毛ゲイトウが主流。それも極小の花穂

花穂とは、棒状に長く伸びた軸に花が密集して咲く花序の一種で、ラベンダーやミントなどのシソ科植物に多く見られます。花穂は多数の小さな花がまとまって咲くことで、視覚的にも香りの面でも存在感があり、昆虫を引き寄せる効果が高い形状です。ドライフラワーやポプリにも利用されることが多く、観賞と実用を兼ねた人気の高い花序形態です。

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を密に仕立てた多粒まきの鉢植えが人気で、セロシアと呼ばれることもふえています。カラフルな花色を集めるとかわいらしい!

花より目立つ手間なしリーフ【コリウス】

草丈:30~80㎝

シソの仲間で、バラエティーに富む葉色の園芸品種

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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が流通。鮮やかな色の葉は花より大きいから目立ち、こんもり整う草姿は手間なく庭や鉢植えを彩ります。日陰にも強いので、暗めの場所を明るく彩るのにぴったり! 伸びた茎葉は切り戻し

切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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て、簡単に茎ざしできます。

長く咲く一年草は切り戻しがポイント!

ここに紹介した草花は初夏から晩秋まで長く咲き続けるものばかり。ただし、咲き終わった花がらをそのままにしておくと、次の花が咲きにくくなります。花がらは下の節の上部で切り取るか、キープしたい草丈で切り戻し

切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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ましょう。

すると、葉腋から脇芽

脇芽とは、植物の茎と葉の間(葉のつけ根)から出てくる新しい芽のことで、腋芽(えきが)ともいいます。これを摘み取ることで主枝の生長を促すことができます。

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が伸びて次の花芽があらわれます。株全体をいっぺんに切り戻し

切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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てもよいですが、咲き終わった花ごとに切っていくと、花が途切れなく咲き続けます。また、ごく薄い液体肥料

液体肥料とは、液体の状態で与える肥料のことで、速効性があり吸収が早いため、植物の生育が不安定なときや即効性を求める場面で使われます。水に溶かしてジョウロや噴霧器で与えるため使い勝手がよく、葉面散布や根からの吸収促進に適しており、追肥や微量要素の補給にも向いています。

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を水やりに与えると、開花しやすくなるものです。

厳しい暑さの中で咲き続ける花たちに元気をもらって、今年の夏を乗り越えましょう!

【ガーデニング】初夏から晩秋まで咲き続ける。手間なくキレイに一年草を楽しむ(画像14)

ジニアとセンニチコウ

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植え替えとは、鉢植えや地植えの植物を別の場所や容器に移して育て直す作業を指します。生長に伴って根詰まりを起こしたり、用土の養分が不足したりした場合に必要で、植物の健康を保つために欠かせない手入れのひとつです。時期としては休眠期や生長初期が適していて、新しい用土や大きな容器、広い場所に植え替えることで根の活性化を促します。根の状態を確認しながら丁寧に行うことで、再び元気に育ちやすくなります。

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八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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樹高とは、地面から樹木の最も高い部分までの高さを指す言葉で、庭木やシンボルツリーを選ぶ際の重要な目安となります。植物の種類や品種によって最終的な樹高には大きな差があり、適切な樹高を見極めて植栽することで、住宅や周囲の景観と調和したガーデニングが実現できます。また、生長のスピードや剪定のしやすさにも関わるため、メンテナンスの観点からも考慮すべきポイントです。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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苞とは、花の近くにつく葉のような部分で、本来の葉とは形や役割が異なります。ポインセチアやブーゲンビリアなどは、この苞が色づいて花のように見えます。実際の花は中心にある小さな部分で、苞は花を守る役割をしています。

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