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知ってる?賞味期限の近い商品から手にとると、「おいしい」につながる。グランドフードホールの岩城紀子さんがアドバイス

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岩城紀子

賞味期限の近い商品から手にとろう

スーパーを選ぶなら、できれば地元密着型のところがおすすめです。規模が大きいスーパーほど、大手メーカーと契約しがちです。でも地元に数店しかないようなスーパーなら、小規模の地元のメーカーと取り引きできます。品ぞろえを見て、地域のメーカーをどのくらい取り入れているかもチェックしてみましょう。

全国には、商社まかせではなく、独自の努力をしているスーパーもあるのです。

スーパーで買い物をするときに、ひとつお願いがあります。すぐに食べるものは、賞味期限が近いものから選んでください。

新しい商品ばかり選んで買ってしまうと、賞味期限が短いものが残ってしまい、最終的には廃棄されることになります。廃棄された分は利益にならないので、コストに跳ね返ってきます。

売れ行きが悪いと、店はメーカーに「賞味期限の長いものを作ってほしい」と要求します。保存料が追加されたり、高濃度で殺菌されたりする可能性も出てきますよね。ますます「おいしい」から遠ざかってしまいます。

このことは、世界的な大問題になっているフードロスともつながっていきます。そもそもは日本は食料自給率の低い国なのに、こんなに多くの食品が廃棄されているのですから、考えると恐ろしいことです。

もちろん「これは数日後に食べようと思っているのよ」という場合には賞味期限が長いものを選んでいいのです。でも今日食べるものであれば、賞味期限が5日後のものと、4日後のものとの差はありません。



※この記事は『裏を見て「おいしい」を買う習慣』岩城紀子著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
※2022年9月29日に配信した記事を再編集しています。

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