今年93歳・樋口恵子さんが語る、「おひとりさま」か「不本意同居老人」か。光熱費がこうも高いと、ひとり暮らしに影響も
脳科学者にほめられたボケない暮らし
脳科学者の方にほめられた、私の普段の暮らしをご紹介します。これをやっていれば絶対ボケない!とは言い切れませんが、専門家にほめられるとうれしいものですね。
おしゃれを忘れない
仕事のときや、人に会うときは、美容院に行ったり、顔まわりに明るいスカーフを選んだり。おしゃれ心=社会性がある、ということだと思います。無理に新しい服を買わなくても、服や小物の新しい組み合わせを考えるのだって、脳にはいいんです。
花を愛でる
同居している娘は庭いじりが趣味で、バラやクリスマスローズ、ユリ、山野草などさまざまなものを育てています。やっぱり緑があるとほっとします。私は愛でるだけですが。嗅覚が衰えると認知症のリスクが高まると専門医が言っていました。郵便受けに新聞を取りに行くのが日課で、花の香りをかいでいます。
なるべく自力で歩く
84歳で建て替えた自宅には、エレベーターをつけました。荷物を2階へ運ぶのに役立っています。でも普段は階段を使って、なるべく歩くようにしています。自宅の廊下を往復するのも立派なリハビリにつながります。
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※この記事は『老いの地平線 91歳自信をもってボケてます』樋口恵子著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※この記事は2023年9月1日に配信した記事を再編集しています。
老いの地平線 91歳自信をもってボケてます
樋口恵子著
主婦の友社刊
老いのトップランナー・評論家 樋口恵子さんの痛快エッセイ。ボケるのが怖い人、老後の暮らしを心配している人、まだまだ夢をもって超高齢期を迎えたい人、親や祖父母世代が認知症になったらどうしようと悩む若い人、どんな世代にでも、男女差なく読んでいただきたい本です。
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