極めつけはSNSで「古いアパートに住むのが夢だった」「友人と一緒に借りちゃった」「まだ何をするかは決まってないけれど、これから考える！」なんて走り出しちゃう情報も見ちゃった。みんなスゴイな！

ある程度の年齢になると「もういい歳だから」とか「今さら何ができるの？」と諦めてしまいがちです。それが60代になると「まぁ、人生こんなもん」と受け入れてしまうのではないでしょうか。良いように言えば「自分らしさ」悪いように言えば「妥協」だと思います。それが老いていくことでもある。

でも、こんなに目の前に素敵な箱作りをする人が現れるのは、シンクロニシティではないかと思うようになったのです。

そんなある日のこと、何気に見ていたSNSで新築マンションの広告が目に留まりました。これまで、新築マンションの情報はよく見ていたのですが、全くのエリア外。でも、一度見てみようと内覧会を申し込みました。マンションの内見をしているうち、脳内ではこのマンションが手にはいったら……と妄想が次々と広がっていきます。いい感じに解像度も上がってビジョンをイメージできるように。

とはいえ、結論から言っちゃうと残念ながら資金不足で買えそうにもありません。シニア世代は、住んでいる家を売って、貯金を出してキャッシュで購入する人が多いと聞いています。ローンを通すためにはそれなりの頭金が必要です。しかも、個人事業主は会社員よりも収入が不安定になるリスクがあり審査が厳しくもなります。それでも、自分のお金の信用がどれくらいあるのか知っておくのもいいと思い審査してもらうことにしました。

弊社の取引銀行、個人のメインバンク、マンション提携銀行の3つに出しています。フルローンで申請して「いくらまでなら貸せるのか」を見てみたいと思ったのです。その数字が分かれば、働く意欲にもなりますし、お金の使い方も変わっていくでしょう。ようするに「○○したい」「○○になりたい」と思っても、具体性がなければ人は動けません。「いつまでに」×「こうしたい」という具体的な目標が大事です。それをゴールに小さな目標を立てて行動して一つ一つ目標を達成していけば、いつかゴールに辿りつけます。60歳のおばちゃんが、夢を膨らませ、今からマンション購入！「アホか」と思われるでしょう。でも、やる前に諦めてしまってはそこで試合終了、人生は動きません。そして、やりたいことをやらせてあげられる自分でありたいとも思います。

自分の箱作りは、賃貸だってアリです。早速、物件探しを始めています。さて、どうなることやら……。色々決まったらまたお知らせしますね。

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