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羽田美智子さん「私の旅は『人に会いに行く』がテーマ。『今しかない』出会いを大切に」

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ゆうゆう編集部

旅に出る直前はいつも「タビッジブルー」に

好奇心の赴くまま、身軽にどこにでも飛び込んでいくようにも見えるが、実は意外にもそうではない。

「怖がりだから、無鉄砲に知らないところにポンと行くのは苦手なんです。本当の意味での一人旅もほとんどしたことがなくて。旅の準備も不得意なので、直前は『なんで行くなんて言っちゃったんだろう』と『タビッジブルー』になっちゃって(笑)」

でもひとたび出発すれば、「やっぱり旅は大好きだ」と思う。居場所を変えただけで風向きも変わり、気持ちも変わる。煩わしいことの多い日常もまた違ったように見える。いっときの「転地療養」は心に潤いを与えてくれる。

「まだまだ国内にも、行ってみたい温泉地や巡ってみたい歴史ある場所があります。またヨーロッパにも行ってみたい。でも、やはり人生の後半になるほど、ただそこにいる人に会いに行く、という旅の仕方がもっと大切になってくるのかなと思うんですね。それにはタイミングというのも大事だと改めて感じています。

私の悪い癖で、何かと後回しにしてしまうところがあるんですが、そのせいで『もっと行っておけばよかった』と悔やまれる場所もたくさんあります。これからは思い立ったらそのときに、を心がけたいですね。『今しかない』出会いをもっと大切にしていきたい、そう思っています」

旅は家族や友人との大切な時間

年1回の総勢11人の家族旅行と、大親友との温泉旅が癒やしのとき

旅の中でも特に大切にしているのが、近しい人たちとの旅だ。両親や兄たち家族とは総勢11人で年に1回旅行をする。計画や乗り物の手配は羽田さん担当。

「甥っ子が通う大学がある北海道に行こう」など、家族に縁のある土地を目指すのも楽しい。

また大親友とも毎年秋に、定宿への温泉旅をしていて、これが日々の元気のもとになっている。

※この記事は「ゆうゆう」2023年10月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

取材・文/志賀佳織


ゆうゆう2023年10月号

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