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料理レシピ本大賞<料理部門>にて入賞!笠原将弘さんの鶏むねレシピから絶品「鶏天」を紹介

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笠原将弘

日本料理店「賛否両論」の店主、笠原将弘さんが2022年11月に出版した『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』(主婦の友社刊)は、「第10回 料理レシピ本大賞」の<料理部門>に入賞しました。こちらの書籍より、笠原さんの極上のレシピをご紹介します。
鶏むね肉は、塩糖水に漬けるだけで驚くほどやわらかくなります。ひと手間かけるだけで食感がよくなって、今までと違ったむね肉の強い旨みを実感することができる。鶏むねの価値を最大限に引き出す手法をお伝えします。

保存効果のある塩、保水効果のある砂糖、そして水。
これらをバランスよくまぜたものに、肉を放り込む。
ただそれだけなのにびっくりするほどしっとりとするからすごい。
味は下味程度にしかつかないうえに保存性も高まるため、どんな料理を作るときも、まずは塩糖水漬けにするといい。
それくらい気に入っている下ごしらえの手法です。

鶏むねの塩糖水漬け

材料・作りやすい分量

鶏むね肉……3枚(約900g)
A水……11/2カップ
A塩……9g(水の重量の3%)
A砂糖……15g(水の重量の5%)

作り方

①鶏肉は皮をはぐ。

②ボウルにAを入れ、塩と砂糖をとかす。

③ジッパーつき保存袋に①、②を入れてなじませ、空気を抜いて口を閉じる。冷蔵室に1日おく。

バットにのせて冷蔵室で保存。次第に味が濃くなるので、2日ほどしたら塩糖水は捨てる。約5日間保存可

鶏天 (鶏むねの塩糖水漬けを使って)

やわらかい鶏むねを厚みのある衣でふんわり包んで

材料・2人分

鶏むねの塩糖水漬け……1枚
Aにんにくのすりおろし……小さじ1/2
Aしょうがのすりおろし……小さじ1/2
A酒、ごま油……各大さじ1
Aしょうゆ……小さじ1
小麦粉……適量
B水……60㎖
B卵……1個
B小麦粉……大さじ3
Bかたくり粉……大さじ2
揚げ油……適量
ねりがらし……適量
C酢……大さじ2
Cしょうゆ……大さじ1
Cみりん……大さじ1/2

作り方

①鶏肉は3つに切り分けて1㎝厚さのそぎ切りにする。ボウルに入れ、Aを加えてもみ込んで15 分ほどおく。

②別のボウルにBの卵を割り入れてほかのBの材料を加えてまぜ合わせ、衣を作る。①を汁けをふいて小麦粉を薄くまぶし、衣にくぐらせる。

③鍋に揚げ油を入れて170度に熱して②を入れ、途中返しながら3~4分揚げ、油をきる。

④器に、好みでキャベツのせん切りを盛って③を盛り、ねりがらしを添える。Cをまぜてたれを作り、別の器に入れて添える。

※この記事は『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』笠原将弘著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2023年6月12日に配信した記事を再編集しています。

書籍紹介『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』

「第10回 料理レシピ本大賞」<料理部門>入賞

笠原将弘著
主婦の友社刊
詳細はこちら
「パサつきやすい」「調理に手間がかかる」など、鶏むね肉の調理に苦手意識を持つ方は少なくありません。こういった料理のお悩みは、予約のとれない和食店の店主 笠原氏が解決してくれます! 実家が焼き鳥屋だった笠原氏、鶏肉の知識と腕前は料理人随一です。買い方、扱い方、調理と保存方法までを丁寧に解説し、むね肉とは思えないくらいジューシーでしっとり仕上がる調理のコツを教えてくれます。むね肉料理を美味しくするテクニックが満載の66品を、ぜひ自宅で試してみてください!

★「第10回 料理レシピ本大賞」<料理部門>入賞書籍からのレシピはこちら★

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