「50代貯金ゼロ」の人に進めたい貯められる人になる3つの習慣。「天引き」・「やりくり」・もう1つは?
人生100年時代というなら、50代はまだ半ばですね。忙しい毎日を過ごしている50代のみなさんは、5年後、10年後が見えていますか? わかっていることは、のんびり隠居なんて夢物語ということ。それなら不安を抱えたままにしないで、何かできることをしたい! トップブロガー中道あんさんが、「貯められる人」になるためのコツを伝授します。
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中道あんさん流 60歳からの物件探し。「自分だけの空間」を手に入れたい
50歳になったとき、長男は社会人でしたが次男は大学3年。次女は高校2年生。二人とも私立の学校。しかも次男は東京で下宿生。給料日になったら真っ先にATMに行き仕送りを振り込んだり、下宿家賃を振替したりと大忙し。
子どもの頃、石川啄木の『はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る』が好きで覚えていましたが、まさに今の自分がそれだわ……と、冗談交じりによく嘆いておりました。私の50代はお金のないフェーズから貯めて稼ぐフェーズに変わる10年でした。
仕事がら50代の起業について相談を受けますが、これまで「子どもの教育費負担が大きくて貯金がないままこの歳になってしまった」という理由から挑戦できない人も少なくありません。ビジネスの初心者が成功するためには、下手に自己流でやるより、先に成功している人から学ぶほうが確実です。そのための自己投資や運転資金などが必要になってきます。だから苦しい家計の中から毎月3万円を捻りだして貯金して欲しいです。
3万×12カ月で36万円。3年間積み立てれば108万円になります。その資金の一部を自分に投資して起業マインドやスキルを身につけ、稼げる自分に変身すればいいのです。そのために貯められる人になるためのコツとそのメリットをお伝えしていきます。
50代の前半、苦しい家計の中から貯金できたのは、お金の流れをしっかり把握していたからだと思います。お金が貯まる人と貯まらない人との違いは、お金を「貯める」「使う」の順番が逆なのです。お金を貯める人の特徴は
① 毎月、一定額の給料から天引き貯金し引き出せないようなシステムを利用
② 予算を立てその範囲内でやりくりし収支を把握している
③ なんとなくでお金を使わない
以上3つのポイントは、貯めるための基本的な姿勢ではないでしょうか。