更年期が過ぎたらとりたい、アンチエイジングの代表選手。2位はパセリ。では1位は?
アフター更年期だからこそ積極的に食べたい食品の第2位はパセリ。そして第1位は、ずばり、「レモン」です! 豊富に含まれるビタミンCが抗酸化力を発揮して、不調があらわれ始めた体をパワーアップしてくれます。さまざまな生活習慣病の予防にもお役立ち。クレアージュ エイジングケアクリニック 総院長の浜中聡子さんにお話を伺いましょう。
目次
★セロトニン対策はどうする?★
「夜寝つけない・途中で目が覚める」を良質な睡眠へ!セロトニンを十分に分泌させるために食べたいのは?レモンはアンチエイジングの代表選手
アフター更年期に心がけて食べたい食品は、レモン。今までとは異なる不調があらわれ始める体を調整しパワーアップするビタミンCやクエン酸などの栄養素がたっぷり含まれているからです。
ビタミンCはなぜいいのか、おさらいしましょう。
ビタミンCは抗酸化力が高いのがポイントです。体内の余分な活性酸素を分解して、体のサビつきを防ぎ、生活習慣病の予防に一役かってくれます。免疫力を高める働きもあるので、カゼなどのウイルスに感染しにくくなります。
また、ビタミンCは、体の中でフル回転します。シミやそばかすを防ぎ、美肌をキープ。コラーゲンの生成を助けて肌の弾力を増し、血管、粘膜、骨を丈夫にします。ストレスに対抗するホルモン(コルチゾール)の調整役にもなってくれます。
レモンは、こういった多くの機能をもつビタミンCをたっぷり含んだ、アンチエイジングの代表選手なのです。
ビタミンCは、こまめな補給が必要
体内で目覚ましい活躍をするビタミンCは、体内にためられないのが難点です。ビタミンCをいっぺんに大量にとったとしても、余ったぶんは尿と一緒に排せつされます。たくさんとったからいい、というものではないのです。毎日こまめな補給が必要になります。
レモンはその点、いろんなとり方ができていいですね。レモンの果汁そのままだとすっぱくてという人も、レモンをしぼり、水やお湯、ソーダなどで割って、レモネード風にすれば、手軽に飲むことができます。はちみつを入れると飲みやすくなります。
レモンの輪切りを紅茶やミネラルウォーターに浮かべても。ちょこっとずつ、こまめに使えます。食事のときは、レモン汁をサラダのドレッシングやマリネに使うと、食卓に出しやすいですね。
なお、クエン酸はレモンの酸味成分で、疲労回復に効果的。体内の余分な脂肪や疲労物質の乳酸を燃焼させてエネルギーに変換し、疲れた体をシャキッとさせてくれます。スポーツの後にレモンをかじるというのは、理にかなったことなのです。