【ダイエット】ゆるゆるやるほど効く!「ゆるスクワット」のやり方
スクワットにはいろいろな種類がありますが、今回、ご紹介するのは「ゆるスクワット」の基本型。体を動かすのはおっくう……というマチュア世代には特におすすめです。おだやかで安全な筋トレで、基礎代謝を上げていきましょう。これ以上太りたくない人、やせ体質になりたい人、下腹ぽっこりを解消したい人はぜひ!
ゆるスクワットで肥満を改善!
「ゆるスクワット」は、全身を整えます。
「体を動かすのがおっくう」「運動はどうも苦手」という人ほど、効果があらわれます。ゆるスクワットを始めると、筋肉はそれまで刺激を受けていないぶん反応しやすく、筋力や柔軟性もどんどん向上します。筋肉がついてくると、体を動かすのが楽になっていきます。運動をしてこなかった人こそ、その効果を速攻で実感できるというわけです。
ゆるスクワットを行うと、大腿四頭筋やハムストリングといった大きな筋肉が効率よく刺激されて、筋肉量が維持・増大します。その結果、基礎代謝量も維持・増大するため、脂肪の燃焼しやすい体になっていくでしょう。
また、お腹周りのたるみが解消し、くびれのあるウエストが作られていきます。姿勢もよくなります。
ゆるゆるやるほど効く!
スクワットにはいろいろな種類があります。そのなかでも、なぜ「ゆるスクワット」がおすすめなのでしょう。
ゆるスクワットは、イスから立ち上がり、イスに腰を下ろすといった、誰もが行っている動作です。股関節、膝関節、足関節といった関節と周りの筋肉にバランスよく刺激を与えて、下半身を鍛えます。
両手を前に出すことで、重心の動揺を減らして、安定してスクワットができます。ですから、動くのがおっくうな人、運動不足の人、高齢者でも安心して行うことができます。転倒予防を目指し、死ぬまで自分の足で歩けるように筋力をつけたい人にはぴったりの筋トレなのです。
もっとも、「80歳でも90歳でもできるなら、若い私には物足りない」と思っていたら大間違い。じつはゆるスクワットには秘密があります。柔道で体を鍛えてきた監修者の小山勝弘先生でも、汗がじわりと出るくらいハードな筋トレになるのです。
「ゆるスクワットは、ゆっくり行うほどきつい」
スピードを変えるだけで、きつい筋トレに早変わりするのです。
スピードを速くするのではありません。遅くするのがポイントです。たとえば、イスから立ち上がるまでに4秒かけていた人は、8秒かけてイスから立ち上がってみてください。
どうですか?
ももがプルプル、ひざがガクガクしませんでしたか?
そうです。ゆるスクワットは、ゆるゆるやるほどハードな筋トレになるのです。その日の体調に合わせて、ゆっくり時間をかけてスクワットをしてみましょう。