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50代に多い悩み、いぼやほくろ、眼瞼下垂。保険治療と自費診療、どちらを選べばいいの?【マチュア世代の美容医療】

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植田晴美

美容医療クリニックというと、興味はあるけど、料金はどのくらいかかるのだろうと気になる人も多いでしょう。どんな治療は保険適用の皮膚科がよく、どういった悩みには自費診療の美容医療クリニックがいいのか、きちんと知っておきたいですね。どうたいクリニック美容皮膚科院長の岡部圭介医師と、設楽敦子看護師に、お話を伺いました。

★前回はこちら★

美容医療クリニックって、どんなところ?初めて受診する50代が知りたいポイント

ニキビは?ニキビ跡は? どんなときに美容医療クリニックに行けばいい?

前回、「病気を治す治療は保険適用、老化にともなって現れる美容的な悩みの相談は美容医療クリニックへ」と説明しました。
今回は保険適用の治療と美容医療の違いをもう少しくわしく見ていきましょう。
 
まず次のケースでは、保険適用のクリニック、自費診療の美容医療クリニック、どちらを受診したらいいと思いますか?

1 ニキビや吹き出物ができている
2 湿疹ができている
3 皮膚にかゆみがある
4 やけどをした
5 ニキビや湿疹、やけどのあとがシミになった
6 ニキビや湿疹などのトラブルは治ったけれど、肌がでこぼこしている
7 日焼けでシミができた
8 赤ら顔やくすみが気になる
9 あざを消したい
10 ほくろが増えた、大きくなってきた
11 いぼが気になる
12 加齢でまぶたが下がってきた(眼瞼下垂)

答え

1~4 ⇒ 保険適用の皮膚科を受診しましょう。
5~8 ⇒ 美容医療クリニックに相談しましょう。
9~12 ⇒ 保険適用のクリニック、美容医療クリニックの両方で治療が可能です。

現在進行形の症状がある場合は、 保険適用の皮膚科を受診するのが基本です

ニキビが繰り返しできる、ニキビや湿疹で炎症がある、湿疹や日焼けなどで肌がかゆい、ヒリヒリするなど、何らかの症状が現れている場合は、まず保険適用のクリニックを受診してください。そして肌の状態を診察してもらい、症状に合った塗り薬や飲み薬などを処方してもらいましょう。

ニキビや湿疹は治ったけれど、その後が色素沈着してシミになった、炎症はおさまったけれど皮膚がデコボコしているなど、トラブルがおさまったあとの肌状態をきれいにしたい、加齢によって現れる肌悩みを何とかしたい場合に受診するのが自費診療の美容医療クリニックです。

歯の治療を例に考えると、わかりやすいかもしれませんね。たとえば虫歯や歯周病などの病気を治すときには保険が使えます。さらに虫歯治療後のかぶせものも銀歯やプラスティックは保険ですが、より美しく丈夫なセラミックなどは保険適用外となりますし、歯列矯正やホワイトニングなど見た目の美しさを求める治療は保険適応外となります。

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